先週の勝利でJRA通算99勝を挙げ、メモリアルにリーチをかける嶋田純次騎手(31=手塚)は今週日曜中山メインのオールカマー(G2、芝2200メートル、22日)でアルビージャ(牡5、手塚)に騎乗する。
パートナーは屈腱(けん)炎で長期休養していたが、前走の関越Sで約2年2カ月に戦線復帰。中団から脚を伸ばし、勝ち馬とは0秒3差の4着と地力を示した。この中間は1週前追い切りに騎乗し、感触を確かめている。「(併走馬に)追いつけなかったけど、この馬なりに良かったと思います。息遣いがそこまで変わりないのが一番いいことだと思う。使っての上積みもあると思います」と順調ぶりを伝える。
今年でデビュー14年目。手塚厩舎では多くのG1馬、名馬の背中にまたがり、調教を担当してきた。大舞台の勝利に貢献し、自らの騎乗技術も磨いてきた。コツコツと勝利を積み重ね、区切りの数字が見えてきた。鞍上は「すごく時間がかかりましたが、自分の中では1つ1つが濃い1勝になっています。減量が取れても乗せてくれている方々のためにも頑張りたいです。重賞で決められれば1番ですね」。けがを乗り越えたパートナーとともに、人馬にとって中身の濃い1勝を目指す。【井上力心】

