気付けば、いよいよ明日です。10月5日、シンガポール競馬の180年の歴史に幕が下ります。最終日のメインはシンガポールゴールドカップ(格付けはローカルG1)です。
かつてはシンガポール航空国際C、クリスフライヤースプリントという国際的なG1競走が行われていたクランジ競馬場。06年にはコスモバルク、07年にはシャドウゲイトがシンガポール航空国際Cを勝って、G1馬に輝きました。
自分が初めてクランジ競馬場を訪れたのは競馬担当が3年目に入った頃、2011年の11月13日(日)でした。熱気があふれたスタンドで、場内のモニターでは、日本で同時間帯に行われたエリザベス女王杯の結果が伝えられていました。
その日のメインレースが地元最大のレース、シンガポールゴールドC。レース直前から降り始めた、すさまじい大雨の中、最後の直線で力強く抜けてきた馬の名前は「エルドラド」。現地で開業する日本人の高岡秀行調教師が管理した日本生まれのステイゴールド産駒が「2年ぶり3度目のゴールドカップ制覇」を達成した歴史的な瞬間を見届けました。
14年5月にはトウケイヘイローが挑んだシンガポール航空国際Cを現地で取材しました。レース翌日には高岡先生に競馬場の厩舎地区を見学させてもらいました。日本出身のホースマン、多くの日本馬が活躍したシンガポール競馬。クランジ競馬場はMRT(地下鉄)の駅から直結という利便性の良さがあって、その土地の価値も高かったのでしょう。
日曜にはフランスで凱旋門賞が行われ、日本馬と日本人ホースマンが歴史的な勝利を狙います。海外馬券発売が行われる時代。シンガポール競馬にかつての熱気が残っていて、廃止された国際G1が残っていれば、日本馬の遠征もあって、海外馬券発売もあったのかな…。会社のデスクの前で、明日はシンガポール競馬の最終日の開催の結果をチェックしたいなと思います。【競馬デスク@大阪中之島】

