佐賀国民スポーツ大会(国スポ)の馬術競技が9日、兵庫・三木ホースランドパークで行われ、JRA3年目の障害ジョッキー・小牧加矢太騎手(27=音無)が第6競技「ダービー」部門(成年男子)で優勝した。愛馬トゥアイクリスタルとともに、馬術界の頂点に立った。

小牧加騎手は「優勝できて良かったです。『ダービー』という競技は障害の個数が多いので、すごく(競技時間が)長く感じました。多くの方々が注目してくれていたと思いますし、ひとつでもミスしたら勝てないという緊張感の中だったので、優勝が決まったときはうれしさよりも先に安堵(あんど)感がありました。約4年ぶりの馬術大会でしたが、こうして結果を出すことができて良かったです」と喜んだ。

会場には、小牧加騎手をひと目見ようと多くのファンが訪れた。ノーミスでの演技終了後には、多くの歓声が上がり、会場が盛り上がった。

応援してくれたファンへ、小牧加騎手は「見てくださり、応援してくださった方々に馬術の楽しさを少しでも感じてくれていたら、良かったのかなと思います。これまで以上に馬術と競馬の関係が密接になってくれればいいですね。もちろん本職は騎手ですし、これからもしっかりと騎乗して、結果を出していきたいです」と語った。

同騎手は、JRA所属前は馬術選手として第一線で活躍。14年の長崎国体では、少年標準障害飛越競技・少年二段階障害飛越競技の2部門で優勝。20年には全日本障害飛越選手権で優勝し、日本一に輝いた。騎手としても、デビュー2年目の昨年は障害リーディング2位の年間12勝。今年も現在、勝ち星トップタイの15勝で障害リーディング1位につけている。