朝日杯FS(G1、芝1600メートル、15日=京都)の最終追い切りが12日、行われた。

木曜の坂路。開場2頭目にパンジャタワーは駆け上がってきた。最初の1ハロンはゆったりと走り、2ハロン目から加速。ゴールが近づくごとにスピードを増し、ラストは11秒7の猛時計だった。この脚力に「S」評価がついた。「完全に馬なり。それでラスト11秒7はすごいと思う。前走より良くなっている」と橋口師は絶賛した。

坂路を好時計で走る馬は短距離馬が多いとされるが、パンジャタワーも「体形は短距離向き」と師は評する。だが、もっと長い距離をこなすために必要なスキルを備えている。折り合いがつくのだ。「今日も折り合って、すごくめりはりが利いていた」。京王杯2歳Sを息の長い末脚で制したのも、しっかりと脚がたまったからだ。

2歳馬同士のマイル戦では、なおこの特性は生きる。今度は京都外回りの長い直線で、ロングスパートを見せるだろう。【岡本光男】