クラシックの登竜門、日刊スポーツ賞シンザン記念(G3、芝1600メートル、13日=中京)の最終追い切りが9日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」では、大阪のベテラン記者2人が、前走朝日杯FS組から逆襲を狙う2頭を推奨。岡本光男記者は同5着アルテヴェローチェ(牡、須貝)、明神理浩記者は同15着タイセイカレント(牡、矢作)を推した。昨年10月サウジアラビアRCで1、2着だった両馬が、再びワンツーを決めるか。

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岡本 57歳の僕と、56歳の明神くん。新年早々、おっさん同士の激論とは…。

明神 経験にモノをいわしてやりましょう。

岡本 なにごとにも経験は大事やからな。競馬も同じ。というわけで、ここは朝日杯FSに参戦したアルテヴェローチェを推す。1番人気で敗れたとはいえ、5着で掲示板には載っている。重賞も勝っているし、いろいろなコース、相手と戦ってきたという意味でも経験値は一番やで。

明神 この馬が出走してくるとは思わなかった。急きょの参戦という感じなのが気になります。

岡本 参戦理由を須貝師に聞いたら「朝日杯FSの後もすぐに息が入っていたから」と。それだけG1を戦ったダメージが少なかったということ。そんな状況でもG1で好走できたのも評価できる。

明神 追い切りは?

岡本 Cウッドで4ハロン56秒3-11秒6。動きは軽快だった。須貝師は「仕上がりはいいから、これで十分」と納得の表情だった。体つきもいい。

明神 なるほど。では、こちらも朝日杯FS出走馬からタイセイカレントを推します。

岡本 15着か…。

明神 敗因ははっきりしています。柿崎助手は「馬混みに入れてエキサイトした」と。大外枠で外々を回る展開もこたえた。追い切りは坂路で前に馬を置いて、後ろで我慢する形を繰り返しています。「割と良かった。むきになるところがなかった」(同助手)と、だいぶ効果が出ているみたい。

岡本 確かに折り合っているように見えた。

明神 この2頭は2走前のサウジアラビアRCで対戦しているんですよ。勝ったのはアルテヴェローチェだったけど、1馬身差の2着はタイセイカレント。最後方からすごい脚で追い込んできた。

岡本 再び、この2頭でワンツー決着の可能性もありそうやね。日刊スポーツの「社賞」やから、当てるで~。