土曜中京の若駒S(リステッド、芝2000メートル、25日)で、ホープフルS4着馬ジュタ(牡、矢作)が春のクラシックへ賞金加算を狙う。活躍馬を多く輩出するドゥラメンテの産駒最終世代で、22年セレクトセールでは3億2000万円(税抜き)の値が付いた素質馬。前走はデビュー2戦目でG1に挑戦と陣営の期待も高く、飛躍の春へ必勝態勢だ。
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素質馬ジュタが、出世レースをステップに飛躍を狙う。
昨年11月東京の新馬戦(芝1800メートル)でデビューを果たすと、好位から抜け出す競馬で快勝。続く2戦目は1戦1勝の身でG1ホープフルSに挑戦した。当日の馬場傾向的に不利な外枠(8枠16番)からとなったが、中団追走から直線はしぶとく脚を伸ばして4着。同世代のライバルを相手に、力を示した。担当の久保助手は「前走は外枠や経験の差も出たと思うが、1戦1勝であのメンバーを相手に2000メートルや右回りもこなして4着というのは力があると思う」と振り返る。
前走後は放牧の予定だったが、久保助手が矢作師にここへの出走を願い出た。「レースを使った後も具合が良さそうだったので。ホープフルSの前まではカイバをあまり食べていなかったが、終わった後はどんどんと食べている。疲れよりも、1度使った上積みの方があると思う」。G1戦から、さらなる上昇気配を伝える。
母は米ダートG2の勝ち馬で、22年セレクトセールでは3億2000万円(税抜き)の値を付けた素質馬。種牡馬としても成功を収めた2冠馬ドゥラメンテの産駒最終世代にもなる。久保助手は「とにかく乗りやすいし、気性も素直。縦列調教をやっているので折り合いも平気。当日輸送も大丈夫だと思うし、先々のローテーション的にもここは勝っておきたいね」と期待。クラシック路線へ、名乗りを上げる。【奥田隼人】
◆出世レース 若駒Sの勝ち馬からは90年皐月賞馬ハクタイセイ、91年牡馬2冠などG1・4勝のトウカイテイオー、05年牡馬3冠などG1・7勝ディープインパクト、09年皐月賞馬アンライバルド、11年天皇賞・春を制したヒルノダムール、16年ダービー馬マカヒキなど多くの活躍馬が出ている。
◆若駒Sの前走クラス別成績 過去10年では前走重賞組が【6 3 3 9】で勝率28・6%、連対率42・9%、複勝率57・1%。回収率も単勝188%、複勝124%と優秀。今年の登録馬ではサラコスティ、ジュタ、リカントロポが該当。

