クラシックへの登竜門、きさらぎ賞(G3、芝1800メートル、9日=京都)の最終追い切りが5日、栗東トレセンで行われた。極寒の中でも熱い「追い斬り激論」では、ベテラン岡本光男記者が東スポ杯2歳S2着のサトノシャイニング(牡、杉山晴)をプッシュ。対する藤本真育(マイク)記者は大物感のあるショウヘイ(牡、友道)を推した。

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マイク 今週は大寒波の影響で寒いですね。

岡本 そうやね。栗東トレセンは氷点下2度。風も強かったし、大変やった。

マイク そんな中で、きさらぎ賞の追い切りが行われました。動きが良く見えた馬はいましたか。

岡本 サトノシャイニングが良かった。最終追いは坂路で4ハロン55秒0-12秒4と軽めの調整だったけど、騎乗した花田助手は「左右差のバランスが良くなった」と話していた。1月29日の1週前追いはCウッド6ハロン81秒2-11秒2と抜群の動きだったし、やはり力がある。

マイク 前走の東スポ杯2歳Sは逃げて2着でした。どう評価しますか。

岡本 強かったと思う。前半はかなり引っ掛かっているように見えたけど、それでいてのちにホープフルSを勝つクロワデュノールと3/4馬身差。少なくともあの時点で同馬との力差はないように感じた。杉山晴師も「ポテンシャルの高さが強み。見た目もいい馬で体もしなやか。筋肉の質も走る馬のそれですから」と高く評価している。ここは勝ち負けに期待したい。

マイク なるほど…手ごわそうですね。僕は友道厩舎のショウヘイが気になりました。

岡本 確かに、前走はいい内容だった。

マイク 好位から楽に抜け出し、2着に2馬身半差をつける快勝でした。大江助手が「直線で1頭になってフラフラするところを、川田騎手がうまくエスコートしてくれた。心身に課題があるし、まだまだ伸びしろがある」と話すように、もっと奥がありそうな馬。大物感を感じます。

岡本 最終追い切りの評価はどう? 

マイク 川田騎手を背にCウッドで6ハロン83秒5-11秒3。馬場の悪い時間帯で走りづらそうでしたが、大江助手によると「もともと気負いすぎるところがあるので、リズム良く、もたれずに走ることを意識した。先週よりも1段階、上がっている。単走で気分良く走れていた」とのこと。デビューから2戦を経験して、確実に上向いています。重賞は初挑戦ですが、好勝負必至です。

岡本 2頭とも今後が楽しみな馬やね。

マイク 大谷翔平選手も二刀流復活へ順調みたいですし、ショウヘイも春につながる走りを期待しています。