出世レースを制するのは-。クラシックへの登竜門、共同通信杯(G3、芝1800メートル、16日=東京)の最終追い切りが12日、東西トレセンで行われた。

「追い斬り激論」では関東馬2頭をピックアップ。松田直樹記者はマスカレードボール(牡、手塚久)、桑原幹久記者はレッドキングリー(牡、木村)に注目した。

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松田 競馬学校卒業式の取材に行ってきたけど、みんなやる気に満ちていて、活躍が楽しみになったよ。

桑原 3月からはライバル同士。出世争いが待っていますが、初心忘るべからず、ですね。

松田 予想を見てると邪念だらけな気もするけど。

桑原 くっ…、頭痛が。

松田 思い当たる節がありそうだな。じゃ、本題へ。マスカレードボールは4戦目で初めて坂路で最終追い。3頭併せで4ハロン54秒1-12秒0(馬なり)。オーキッドロマンス(古馬オープン)、リンスクルーファス(古馬2勝クラス)に1馬身ずつ先着と軽快な動きが目立ったな。

桑原 2週続けてジョッキーが乗っていましたね。

松田 1週前に乗った初コンビの坂井騎手は「動きはすごく良かった。乗り味のいい馬で反応も良かった」、今週乗った津村騎手も「初めて乗りましたけど、今回は落ち着いているみたい。調教もスムーズでした」と2人とも好感触だったね。

桑原 前走ホープフルSの11着が気になりますが。

松田 元々馬場入りをごねたり血統的にも気性に難しい面があって、それを露呈した形になった。中山も合わなかった印象。手塚久師が「今回は肉体面より精神的なトレーニングをやっている」と言うように、中間はパシュファイヤーを着け、時計より中身を重視している。2走前のアイビーSは1分45秒8の好タイムで勝っているし、ベストの舞台で見直したい。

桑原 僕はレッドキングリーを推します。前走東京スポーツ杯2歳Sは3着でしたが、0秒3差の1着クロワデュノールは次走でホープフルS、0秒2差の2着サトノシャイニングは先週のきさらぎ賞を勝ってハイレベルな一戦でした。

松田 レースで見せる左へのもたれ癖が気になる。

桑原 追い切りはスムーズでした。ウッドで3頭併せの真ん中に入って6ハロン85秒3-11秒6(馬なり)。再コンビの北村宏騎手が手綱をがっちり抱えながら内ハリーフラッグ(3歳新馬)に併入、外ニュージーズ(古馬3勝クラス)に1馬身先着。鞍上は「真っすぐ走れて以前に比べればずいぶんと改善されていました。まだ若さはありますが、楽しみな動きでした」と高評価でしたね。

松田 昨年の勝ち馬ジャスティンミラノも皐月賞馬になった見逃せない一戦。ここを当てないと俺らの評価も…。

桑原 出世に響くのは勘弁です。