これが最後のレースとなった河内洋調教師(70)が、弟弟子の武豊騎手(55)へ最後の“愛あるげき”を飛ばした。

武豊騎手に手綱を託した7番人気ウォーターガーベラは鼻差の2着。直線は内から馬群を縫って脚を伸ばしたが、わずかに届かなかった。小倉競馬場から見届けた河内師は「50点やね。うまかったら勝っとった。しばらく会わんから言ってもいいやろ(笑い)。それでも、何とか桜花賞の権利を取れて良かった」とうれしそうな笑顔で弟弟子の騎乗ぶりを振り返った。

自身はジョッキー、調教師合わせて51年の競馬人生がひと区切りになった。「まだピンときていないけど、明日、明後日になって仕事がないと、終わったと思うのかな。楽しかったよ。勝負事で勝ったり負けたりがあるけど、また次に向けて頑張るしかない。馬が頑張ってくれたし、無事に帰ってくることが一番。とりあえずホッとしました」としみじみ語った。