船出のときがやってきた-。5日に開業した新規調教師9人が初めての週末を迎える。JRA初の女性トレーナー前川恭子調教師(47)は厩舎の初戦に永島まなみ騎手(22=高橋康)を起用する。それぞれの調教師が大志を胸に突き進む。

女性初のJRAトレーナー前川恭子調教師(47)は、永島まなみ騎手(22=高橋康)と初陣を迎える。木原厩舎から転厩したテクネチウム(牡4)を日曜阪神7Rに送り出す。

開業初週は同馬のみ。“1頭入魂”で勝利を目指す。「もともと減量騎手での出走を考えていましたし、追える騎手がいいということで永島まなみ騎手にお願いしました。調教では動く馬ですし、障害効果にも期待してます」。同馬は平地未勝利だが、近5走は障害戦に出走し、2走前には勝利している。

開業2日目となったこの日も厩舎にはたくさんの胡蝶蘭が届いた。師は笑顔で「本当にありがたいです。女性初ということもあり、たくさんの方が応援してくださります。その期待に応えられるように頑張ります」と意気込む。

目指すのは、技術調教師として研修した矢作厩舎のような楽しい厩舎。「(矢作厩舎は)気持ち良く働いてもらうのが上手。私が、楽しい厩舎で働きたいと思っていたので、めちゃくちゃ影響を受けています。いろんな人に競馬を知ってもらいたいですし、やっぱり女性にたくさん(競馬界へ)入ってもらいたいです」と熱い思いとともに第1歩を踏み出す。【藤本真育】