昨年の桜花賞馬ステレンボッシュ(牝4、国枝)が原点の地で再起をはかる。
サマー2000シリーズ第4戦、真夏の“スーパーG2”札幌記念(芝2000メートル、17日)にエントリーした唯一のG1ホース。今春は大阪杯13着、ヴィクトリアM8着と不振だったが、一昨年の夏に新馬戦を制した札幌で本来の輝きを取り戻せるか。
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東西の人馬が行き交う函館で、紫紺のゼッケンがひときわ目を引く。札幌記念に出走する唯一のG1馬ステレンボッシュだ。復活を期しての北上。田村助手は「問題ない。(放牧先の)天栄でもしっかり乗ってもらった。不安なところはない」と愛馬を信じる。
不振脱出へ、まずは敗因を分析した。前走のヴィクトリアMは8着。国枝師は「通ったところだな。マイルには対応はできていたので」と指摘する。2番枠とあって中団から内を突いたが、結果として外を伸びた追い込み馬が上位を占めた。着差は0秒3。悲観する走りではなかった。
気になるのは2走前の大阪杯だ。見せ場すらつくれず13着。不可解な大敗の中で、陣営は前日輸送に要因を見いだした。田村助手は「当日朝から(レースまでに体重が)6~8キロ減った。カイバは食べていたけど、内面なんですかね。同じ失敗をしないようにケアしていきたい」と策を練る。今回はレース3日前の木曜に札幌へ向かう日程を組んで、繊細な心身を整える算段を立てている。
2年前の夏に初陣を迎えたのが札幌だった。同じく函館で調整して、白星をつかんでいる。再出発には最適の地かもしれない。「走りも軽すぎる馬ではないので」(田村助手)と洋芝適性も十分だ。今週の追い切りでは、テン乗りの池添騎手がまたがる予定。あらゆる手を尽くし、準備は万全だ。北都の短い夏の終わりに、桜の女王が再び花を咲かせる。【太田尚樹】
◆桜花賞馬の札幌記念成績 05年以降の過去20年を参照すると、のべ6頭が出走して、14年ハープスター、21年ソダシが勝利、09年ブエナビスタが2着で【2 1 0 3】、連対率50%の好成績を残している。ただし、連対した前述3頭はいずれも3歳時の出走。復活を目指す昨年の桜花賞馬ステレンボッシュは、4歳での挑戦で真価を発揮するか。

