根本康広調教師(70)が1日、中山12Rで管理馬最後の出走を見届けた。弟子の長浜騎手が騎乗したアベベ(牡5)で13着だった。
レース後は弟子の丸山騎手、野中騎手、長浜騎手、元騎手の藤田菜七子さんらに囲まれ記念撮影に収まった。「今週で最後だから馬や馬主さんに迷惑をかけて、距離が合わないところも使ってもらったり本当にわがままを聞いてもらいました。最終レースの結果は悪かったですけど、5レースではメリーナイスの勝負服で勝てて、なおかつ最後の弟子で勝てて、自分がダービーを勝った時の革のブーツを履いてもらって、持ってきたかいがありましたよ」と感慨に浸った。
5Rでは長浜騎手騎乗のサザンテイオーで勝利。勝負服は「桃、黒鋸歯形」。根本師が騎手時代、87年のダービーを制したメリーナイスと同じデザインの勝負服だった。また、その当時に根本師が実際に履いていたブーツを長浜騎手がこのレースで着用していた。
◆根本康広(ねもと・やすひろ)1956年(昭31)1月31日、東京都生まれ。77年に21歳で橋本輝雄厩舎から騎手デビュー。79年中山大障害春・秋(バローネターフ)、81年中山大障害・春(ナカミショウグン)、85年天皇賞・秋(ギャロプダイナ)、朝日杯3歳S&86年ダービー(メリーナイス)など2633戦235勝(うち重賞13勝)。97年騎手引退、98年に厩舎開業してJRA6387戦217勝(1月19日現在)。88年公開の映画「優駿ORACION」に奈良五郎騎手役で出演。

