昨年から地方全国交流となった高知の福永洋一記念。5月24日に行われた今年は船橋のライラボンド(牡7、新井)が5馬身差で制した。騎乗した野畑騎手も「めちゃくちゃ強かったですね」と驚く圧勝だった。
3コーナー奥の引き込み線からスタートする1600メートル。すぐに最初の4コーナーを迎えるペースの落ち着きやすい舞台も合っていたのだろう。スタンド前で2番手まで上がり、逃げた1番人気のプリフロオールインに外からプレッシャーをかけた。勝負どころから抜群の手応えで並びかけ、最後の直線で追い出されると、連覇を狙うエコロクラージュの追い上げも寄せ付けない強さ。新井師は「流れが遅かったからじゃないのかな。ああいうペースは南関では難しいよね」と勝因を振り返る。それでいてコースレコードに0秒4差という好時計だった。これが転入後の初勝利。適鞍を狙い、補欠から繰り上がりで出走を果たすと、出脚の鈍さを挽回できる展開も利して重賞初制覇を飾った。
とはいえ南関東の重賞でも惜しい競馬はしている。昨年は転入3戦目に大井1600メートルのサンタアニタTで3着。今年は大井1400メートルのフジノウェーブ記念で4着。今回の結果からも展開さえはまればチャンスはありそうだ。【牛山基康】



