函館での取材を終え、今週から札幌出張中。コンパクトな函館の厩舎地区に比べると、札幌は結構広い。厩舎エリアは2つに分かれ、歩道橋ならぬ“馬道橋”が架かっています。

その馬道橋の向こうから目を引く調教ゼッケンをつけた1頭がやってきました。ゼッケンナンバーは3が3つ並んだ「333」。リアルクウカイという名前の2歳牡馬で、美浦・萱野厩舎所属。7月4日のデビュー戦(函館ダート1000メートル)では5頭立ての最低人気ながら2着と好走。3着には4馬身差をつけました。

今週日曜(26日)のダート1000メートルで2戦目を迎える予定。岩部厩務員によれば「普段はおとなしいんだけれど、人がまたがるとスイッチが入っちゃうみたいで」。ニックネームはクウちゃん。3が並ぶゼッケン番号については「よく周りからはいいねと言われるけれど、馬を引っ張っていると見えないんですよねえ(笑い)」と気にしていない様子でした。

スタンドから双眼鏡をのぞいていると、もう1頭、気になるゼッケンをつけた馬が視界に入ってきました。その番号は「3333」。今度は3が4つ並んでいます。ゼッケン表を確認すると、栗東・谷厩舎に所属するセイントホースという3歳牡馬でした。

前走は3月1日の1勝クラス(阪神ダート1800メートル)で4着。来週8月1日もしくは2日に予定される復帰戦に向けて、順調に乗り込んでいるそうです。担当する谷助手に3のゾロ目の調教ゼッケンについて問いかけたところ、隣のスタッフたちから「確変やん!」「うちの厩舎は確変中やしな」と笑い声が。現在4週連続勝利中と勢いに乗る谷厩舎。スタッフたちが休憩する大仲は、明るい雰囲気に包まれています。

セイントホースを担当する谷助手は、今週はもう1頭の担当馬ピエナオルカが出走予定。こちらは前走8馬身差で圧勝した注目馬です。厩舎の“確変モード”はさらに5連荘(レンチャン)、6連荘と続いていくかもしれません。【奥岡幹浩】