挑戦の秋だ-。サマースプリントシリーズ最終第6戦のセントウルS(G2、芝1200メートル、6日=阪神、1着馬にスプリンターズS優先出走権)に、ダイヤモンドノット(牡3、福永)が登場する。
見せ場十分だったNHKマイルC(5着)以来の実戦で、1400メートルの世代重賞を2勝するスピードの持ち主。久々の1200メートル、のちにスプリンターズS(G1、1200メートル、27日=中山)も視野に入る試金石の一戦に、抜かりない仕上げで臨む。
◇ ◇ ◇
前向きな距離短縮である。ダイヤモンドノットは2歳7月の未勝利戦(4着)以来となる1200メートル戦に臨む。スプリント路線へ舵を切った理由を福永師は「NHKマイルCではラスト100メートルで止まった。あれを見て1200メートル路線にしようと。ベストは1400メートルだけど、日本にその距離のG1はないから」と明かす。その前走ではハイペースを先団で追走し、いったん先頭に立つスピードを見せた。今秋はそれを存分に生かせる舞台を歩む。
未知なことに直面する可能性が高い。師は「距離が短いほど、1ハロンごとの違いで求められる適性が異なる」と冷静に分析。その上で「1200メートルの重賞レベルで、どれだけ対応できるか。当然ペースも違うので、今回は試金石の一戦」と位置づける。
だからこそ、本気で仕上げる。1週前追い切りで計時した坂路4ハロン51秒9-13秒2は自己ベスト。福永師が直接またがり、いっぱいに追った。最後はやや時計を要したが「間隔も空いたから、びっしりやった。最後に脚が上がるくらいやっておきたかった。いい負荷がかかったと思う」と予定通りの調教。「スタッフからも春よりいいと聞いている。総合力が高い馬」と成長も実感した。秋初戦でもぬるい調整ではない。
ピューロマジック、フリッカージャブといった夏に結果を出してきた快速馬も参戦。厳しいレースが予想される中で「内容次第ではスプリンターズSも視野に入る」と指揮官は期待を寄せる。ゾロアストロ、ロデオドライブの3歳ワンツーで決まった新潟記念に続き、今週も3歳の勢いに注目だ。【深田雄智】

