佐賀競馬場では9月3日に、交流重賞のサマーチャンピオン(Jpn3、ダート1400メートル)が行われる。
同レースの有力馬マテンロウコマンド(牡4、長谷川)に騎乗するJRAの松山弘平騎手(36)と日刊スポーツ評論家の佐藤哲三氏(55)が特別対談を行った。現役時代の思い出や2人だからこそ話せる騎乗論、三冠達成のかかるダービー馬ロブチェンについて、そしてサマーチャンピオンへの意気込みを全3回にわたって掲載する。第1回は2人が騎乗論を熱く語った。
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-お会いするのは久々ですか
佐藤哲三(以下、哲三) 今年6月のルメールさんのパーティー以来かな?
松山弘平(以下、松山) そうですね、あのときはだいぶお久しぶりでしたね。
哲三 めっちゃ緊張した。ダービージョッキーになったので声をかけていいのかな、と(笑い)。
松山 いやいや、僕もとても緊張しましたよ。哲三さんにはずっとかわいがってもらったので、久しぶりにお会いできてうれしかったです。
哲三 「かわいがってもらって」はいろんな意味があるように聞こえるよ(笑い)
松山 いやいや、本当にそういう意味合いではないです。
-では、かわいがってもらったエピソードとは
松山 競馬以外では(小倉滞在中に)哲三さんにボートレース若松に連れて行っていただいたこともあります。哲三さんの言う通りに舟券を購入したら、ビギナーズラックで取りました。でもそこからハマってしまい…。地獄の始まりだったかもしれないです。
-競馬関連では
松山 同じ厩舎で乗った時期もありましたので、いろいろお話をさせていただきました。哲三さんは僕では少し理解できないところまで極めた方。乗り方、馬のバランス、人間のバランスはすごかったです。哲三さんは騎乗フォームがきれいで、ブレがないイメージでした。
哲三 僕は馬のスイッチの入れ方、(馬の)軸を考えながら走っていた。(松山騎手は乗り方の)ニュアンスが似ているんですよね。例えば馬の首を邪魔させなかったり、過度にグッと引っ張ったりというよりは、前に付けるようなイメージでレースを組み立てている。そういった部分は似ているのかな。
-松山騎手が馬に乗る際に大切にしていることは
松山 基本的には馬のリズムを大事にしたいなって思います。もちろんポジションを取らないといけない時もある。レース、馬によって違う。なので「自分はこうだ」という軸があまり決まってないかもしれないですね。
哲三 それが良さかもしれないですね。その中で軸を合わせられる。こっちの軸だったらこの軸で、そっちの軸だったらその軸で、のようにパッと合わせられる。
松山 自分の軸はないと言ったんですけど、追い方は結構変えます。(脚を)持続させたい時はあまりリズムを変えないです。ステッキを打つ時も含めて、同じリズムで直線に入ってから、ゴールまでずっと同じリズムのレースが多いですね。
哲三 弘平君は折り合いをつけるにしても、工夫をしている。僕は「カラ馬最強理論」で、カラ馬が走っているように走らせるのが一番いいと言っているんだけど、それに近いんじゃないかな。
(第2回へ続く)
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対談の様子は佐賀競馬のYouTubeでもご覧いただけます。URLはこちら。

