<札幌2歳S>◇5日=札幌◇G3◇芝1800メートル◇2歳◇出走9頭

クラシックへの登竜門は、ダート最強馬フライトラインを父に持つ大物候補ショウナンガレオン(牡、加藤士)が、単勝1・1倍の断然の支持に応えた。勝ちタイムは1分50秒3。次走は未定だが今後は状態を見ながら来年のクラシック戦線を見据え、ローテーションが組まれる見通し。オーナーの国本哲秀氏は昨年のショウナンガルフに続き、札幌2歳S連覇となった。

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ショウナンガレオンの強さはやはり本物だった。一番いいスタートを決め、2番手で優位にレースを運ぶと、直線は馬場の中央から圧倒的な脚力であっさり突き抜けた。最後は流しながら後続につけた着差は6馬身。力が違った。

導いた鮫島駿騎手は開口一番「強かったですね」と称賛。前走のとてつもないパフォーマンス、調教でも状態の良さ、上積みを感じ取り、「自信なく乗るのは馬に対して失礼だというくらい自信に満ちあふれていました。1、2コーナーで2番手に収まったところで負けないと思いました」。前半をスムーズに運べたことで馬の力を最大限に引き出せた。

ダート最強馬フライトラインの初年度産駒が札幌の地で重賞初制覇。今後は放牧に出て馬の状態を見ながらローテーションが組まれる見通し。加藤士師は「来年は大きいところを狙っていきたい」とクラシック戦線を見据える。

オーナーの国本哲秀氏は札幌2歳S連覇を達成し、念願のクラシック制覇へ夢を広げた。国本オーナーは「1番人気はプレッシャー、まして1・1倍でしょう。でもこれが楽しい。競馬ってやっぱり夢ですよね」と喜んだ。多くの関係者の夢を乗せて、ガレオンは今後も衝撃を与え続ける。【井上力心】

◆ショウナンガレオン▽父 フライトライン▽母 タングリトナ(フルマスト)▽牡2▽馬主 国本哲秀▽調教師 加藤士津八(美浦)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 2戦2勝▽総獲得賞金 4213万6000円▽馬名の由来 冠名+ガレオン船(帆船の一種)