7ハロン王者は譲れない。3歳馬ダイヤモンドノット(牡、福永)が古馬を破って重賞3勝目を挙げた。
好位から最内を突いて抜け出し、後続の猛追を推定3センチ差でしのいだ。横山武史騎手(27=鈴木伸)は7日のジャパンダートクラシック(シルバーレシオ)に続いてテン乗りで結果を出した。
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白い鼻先がわずかに出ていた。最内と大外の推定3センチ差。写真判定が長引き「同着か?」の声も聞こえ始めた検量室で明暗は分かれた。半信半疑だった横山武騎手も一気に頬を緩めた。
「ゴールした時は頭ぐらい出ている感触はあって勝ったと思いました。際どかったみたいでドキドキでしたけど、鼻差でも勝ちは勝ち。うれしいです」
腹をくくってダイヤモンドノットの実力を信じた。引き当てたのは1枠1番。「言い訳のできない絶好枠。スタートを決めて、逃げ馬の後ろが何が何でも欲しかった」と意を決し、理想のポジションを確保した。直線でも最内を突き、最短経路を駆け抜けた。そんな果敢な騎乗がゴールでの鼻差を生んだ。
ともにテン乗りでJpn1とG2を手にした。今月2日に栗東へ足を運び、手綱をとったのがジャパンダートクラシックの騎乗馬シルバーレシオと今回のダイヤモンドノット。後者はキャンターとゲート練習だけだったが「将雅さん(川田騎手)や福永先生にもいろいろ聞いて、いいイメージを持って乗った」と、できる限りの準備を整えていた。
古馬をも破った3歳の7ハロン王者は、ますますきらめきを増していく。福永師に代わって臨場した野元助手は「理想の競馬をしてくれた。まだ調子が上がってきている段階で勝ち切ってくれた」とねぎらった。原石から宝石へ。G1のステージで輝く日も遠くはないはずだ。【太田尚樹】
◆ダイヤモンドノット ▽父 ブリックスアンドモルタル▽母 エンドレスノット(ディープインパクト)▽牡3▽馬主 金子真人ホールディングス(株)▽調教師 福永祐一(栗東)▽生産者 坂東牧場(北海道平取町)▽戦績 10戦4勝▽総獲得賞金 1億9652万6000円▽主な勝ち鞍 25年京王杯2歳S(G2)、26年ファルコンS(G3)▽馬名の由来 紐の端に飾りの輪を作るための結び方

