前半150キロは坂ざんまい、後半150キロは平たんな高速コースという面白いコース設計の300キロブルベ(制限時間20時間)、4月23日開催のAJたまがわ主催「西上州300」に参加した。事前の案内で獲得標高は3000メートル以上となっていたが、折り返しの南牧村をタイム内にたどり着けば、残りはこぎ続ければ完走できるという。前回の「籠坂200」(詳細はこちら)では時間との闘いに苦労したが、今回は上りとの戦いを終えれば天国が待っていそうだ。


今回のコース。下は断面図
今回のコース。下は断面図

コースは東急田園都市線二子玉川駅近くの多摩川河川敷・兵庫島公園をスタート。青梅に向かい、名栗から山伏峠を越えて秩父へ。国道299号で小鹿野町を抜け、志賀坂峠を越えて群馬入り。そのまま国道299号で上野村を通過し、「西上州やまびこ街道」で湯の沢トンネルを抜けて南牧村へと下る。下仁田町からは同じ名前の「西上州やまびこ街道」である国道254号で東へ進み、藤岡市を経由して埼玉へ入り、嵐山町、越生、飯能と南下しゴールの二子玉川駅近くのコンビニを目指すというもの。


午前7時10分、やや曇り空の中をスタート。天気予報では晴れのち曇りとなっていたが、午後に雨の可能性とあったのでレインウエアを持ってきた。また3年ぶりの300キロで体力がもつかどうか不安だったこともあり、輪行袋もサドルバックに詰め込んだので結構な大荷物になった。


スタートからはブルベではなじみの多摩川沿いのコースを北へ向かって走り、42・8キロ地点の最初のコントロールポイント(PC)「ファミリーマート青梅成木街道店」には午前9時9分に到着。貯金は1時間ほどで順調だ。


コース断面図を見ると140キロ地点まで目立つ上りが4つほどある。その最初が成木街道の50・6キロ地点の松ノ木トンネル、そして52・1キロ地点の小沢トンネルだ。きつくはないのだが、小沢トンネルへの直線の上りは顔を上げた瞬間にいつもイヤになる。


午前9時26分 46・3キロ地点の新吹上トンネル
午前9時26分 46・3キロ地点の新吹上トンネル
午前9時37分 49・9キロ地点の名栗方面への分岐
午前9時37分 49・9キロ地点の名栗方面への分岐
午前9時41分 50・6キロ地点の松ノ木トンネル
午前9時41分 50・6キロ地点の松ノ木トンネル
午前9時41分 52・1キロ地点の小沢トンネルへのきつい直線の上り
午前9時41分 52・1キロ地点の小沢トンネルへのきつい直線の上り

小沢トンネルを抜けると埼玉・名栗となり、豪快に下ると入間川に沿った県道53号(青梅秩父線)に出る。ここは自然豊かな町で峠も多く、サイクリストにとっては「聖地」といってもいい場所。そこを気持ち良く抜けていく。


名栗湖への分岐を過ぎ、緩やかに上って行く道を走り続けると、秩父への分岐となる。断面図で2つ目のお山、標高606メートルの山伏峠へ距離4・3キロのヒルクライムの始まりだ。平均勾配は6・6%。これまでも何度か上ったことがありきつい印象しかないのだが、この日はなぜかそれほど苦しまないでも上れた気がする。還暦はとっくに過ぎていて身体能力が上がる年齢でもない。たまたま調子が良かったのか。いや、乙女ギアのリア30Tのおかげだな。なので時速は10キロそこそこの亀の歩み。決して速くなったわけではない。


途中、峠まで2・6キロ地点に峠の駅「山伏BASE(ベース)」という立派なお店が出来ていてびっくり。登坂途中なので写真を撮る余裕はなかったが、山伏峠TT(タイムトライアル)キング10分17秒と記された看板が目に飛び込んできた。クイーンは12分37秒。ちなみにワタクシは楽に20分以上かかったようで……話にならんな(^_^;


午前10時17分 63・3キロ地点の秩父方面への分岐
午前10時17分 63・3キロ地点の秩父方面への分岐
午前10時43分 67・6キロ地点の標高606メートルの山伏峠
午前10時43分 67・6キロ地点の標高606メートルの山伏峠

山伏峠から一気に下り、正丸トンネル先の信号で国道299号へ。下りはさらに秩父駅付近までトータル18キロほど続く。多少の渋滞はあったが快適快適(^o^) 突き当たりの本町交差点手前で人力車を見かけ、交差点の先には秩父ふるさと館。観光したいし、名物の「わらじカツ丼」も食べたいが、この日はブルベで先を急ぐ。のんびりサイクリングで改めて立ち寄りたい町だ。ちょっと遠いけどねぇ。


秩父橋で荒川を渡ると、道は緩やかに上り始める。断面図の3つ目のお山、今回の最高標高780メートルの志賀坂トンネルは20キロ先にある。


51・9キロ地点のPC2「ファミリーマート 秩父小鹿野町店」には午前11時53分に到着。貯金はやや増えて1時間30分となっていた。ただ、この先の上りでどれほど時間がかかるか分からないので、おにぎりを慌てて腹に詰め込んで再び自転車にまたがる。


国道299号で走る小鹿野町の風景は最高だった。少し暑さも感じるがキラキラした日差しの中、周囲を見渡せば新緑に覆われた山々が連なる。緑に囲まれ、緑に向かって走り続ける。なんとも爽快なことよ。やがて現れる赤平川の渓谷美。立ち並ぶ民家もかなりの年代を経た古民家があると思えば、おしゃれで芸術性を感じさせるものも混在しているという、なんとも不思議な空間。永遠にこの道が続いたとしても、永遠にペダルを回していける。そんな気持ちにさせる景色だった。


実は6年前のブルベでこの道を走ったことがある(詳細はこちら)。季節は7月で夏。雨だった。そのため、苦行でしかなかった区間。お天道様の偉大さを知った。


午後0時1分 95・0キロ地点の緑の山々に囲まれた小鹿野の町
午後0時1分 95・0キロ地点の緑の山々に囲まれた小鹿野の町
午後0時6分 96・9キロ地点。志賀坂峠へと向かう
午後0時6分 96・9キロ地点。志賀坂峠へと向かう
午後0時13分 99・3キロ地点。偶然にも同じ場所で撮影していた。上が雨の6年前。下が快晴の今回
午後0時13分 99・3キロ地点。偶然にも同じ場所で撮影していた。上が雨の6年前。下が快晴の今回
午後0時24分 103・1キロ地点。赤平川の渓谷美
午後0時24分 103・1キロ地点。赤平川の渓谷美

110キロ地点付近から勾配がきつくなり、やがて志賀坂トンネルへ向かいクネクネと曲がりくねった峠道となる。強烈な坂ではないが、足を休める所もなく淡々と上り続ける。ふと頭を上げるとはるか頭上に白いガードレールが見えたりと、なにげに攻撃を仕掛けてくるが、10%を超えるような坂はないので心は折れない。逆に下が見渡せる所からは上ってきた道が見えたりと達成感が味わえ、上る元気が出てくる。


志賀坂トンネル到着は午後1時25分。3つ目のお山クリア(^o^) そしてここを抜けると群馬県。116キロほど走ってようやく上州にたどり着いた。そして残りは190キロ。旅はまだ半分にも達していない。


午後0時53分 111・8キロ地点。勾配がきつくなってきた
午後0時53分 111・8キロ地点。勾配がきつくなってきた
午後1時13分 113・8キロ地点。遙か下に道が見える。あそこから上ってきた
午後1時13分 113・8キロ地点。遙か下に道が見える。あそこから上ってきた
午後1時25分 116・6キロ地点の志賀坂トンネル
午後1時25分 116・6キロ地点の志賀坂トンネル
午後1時29分 116・9キロ地点。志賀坂トンネルを抜けると群馬県神流町
午後1時29分 116・9キロ地点。志賀坂トンネルを抜けると群馬県神流町

神流(かんな)町は恐竜の町だ。日本で初めて恐竜の足跡が85年に中里村(当時)で発見され、それを機に村が恐竜で村おこしを始め、その2年後に恐竜センターが開館した。その後03年に中里村は万場町と合併して神流町となり、恐竜王国・中里として現在に至るという。


前述の6年前のブルベの時に初めて恐竜を見たときは驚くよりも「なんで恐竜がここにいるのか」と不思議で仕方なかったものだ。ただ、下りの途中ということもあり「恐竜トイレ」は一目瞭然で分かったが「恐竜の足跡」がどこにあるかこの日も不明だった。


帰宅後、ストリートビューでよ~く確認すると、道の反対側の右手にど~んとあったのを発見。何となくゴジラの足跡のようなでっかいものを想像していた。「穴」だったのか。怪獣じゃないもんな。お恥ずかしい(^_^;


午後1時29分 116・9キロ地点。旧中里町は恐竜王国
午後1時29分 116・9キロ地点。旧中里町は恐竜王国
午後1時36分 120・5キロ地点の恐竜トイレ。足跡はどこにあるのか分からなかった
午後1時36分 120・5キロ地点の恐竜トイレ。足跡はどこにあるのか分からなかった

国道299号は神流川沿いの県道に突き当たり、左折直後に神流町恐竜センターの恐竜たちの前を通る。ここを初めて通ったのは13年前のブルベだが、その時は夜だった。逆方向の十石峠側から下ってきたのだが真っ暗で何も気がつかず、もちろん恐竜がいることも知らなかった。もしライトアップでもしていたら腰を抜かしただろうねぇ。


午後1時45分 124・1キロ地点の神流町恐竜センターの入口で入場者を威嚇する恐竜
午後1時45分 124・1キロ地点の神流町恐竜センターの入口で入場者を威嚇する恐竜
午後1時45分 124・1キロ地点の神流町恐竜センター前で睨みを利かせる恐竜
午後1時45分 124・1キロ地点の神流町恐竜センター前で睨みを利かせる恐竜

この神流町恐竜センター付近から断面図の4つめのお山、標高714メートルの湯ノ沢トンネルへ向かっての上りが始まる。約16キロで平均勾配は8%。この上りをこなせば、後は天国の下りと平たんが待っている。


その途中に道の駅上野がある。ここで「いのぶた丼」を食べようかと計画していた。しかし、レストランのラストオーダーが午後3時と微妙な時間。間に合わないかと半ば諦めていたが、通過は午後2時と余裕の展開となった。だが、チェックポイントでもないし、結構な賑わいを見せていて時間もかかりそうだったので結局、スルーした。


午後2時1分 129・0キロ地点の道の駅上野
午後2時1分 129・0キロ地点の道の駅上野

御巣鷹の尾根、ぶどう峠などへの分岐(この日は通行止め)を過ぎるとすぐに湯ノ沢トンネルへの分岐が現れる。国道299号は直進で、十石峠(こちらもこの日は通行止め)を越えて佐久穂へと続き、さらに八千穂から標高2127メートルの麦草峠を越え茅野に至る。ちなみに前述の6年前の雨のブルベはこの国道299号を走り続けて麦草峠を越えて茅野まで行き、折り返して富士見町の国道20号の富士見峠、そして柳沢峠を越えて帰ってくるというとんでもない400キロのコースだった。


午後2時23分 135・6キロ地点の御巣鷹の尾根、ぶどう峠などへの分岐
午後2時23分 135・6キロ地点の御巣鷹の尾根、ぶどう峠などへの分岐
午後2時24分 135・6キロ地点。神流川の渓谷美
午後2時24分 135・6キロ地点。神流川の渓谷美
午後2時27分 136・2キロ地点の湯ノ沢トンネルへの分岐
午後2時27分 136・2キロ地点の湯ノ沢トンネルへの分岐

分岐を右折すると西上州やまびこ街道(県道45号)となる。結構きつい上りが続いたが、これが最後だと思うと頑張れた。


ピーク直前には塩ノ沢峠への分岐がある。キューシートには3・3キロと長い湯ノ沢トンネルが嫌な場合や、峠越えが好きな参加者は塩ノ沢峠へ迂回(うかい)してもいいとある。ただし距離は8・3キロ伸びる。自分の前後にポツポツと参加者がいたが、たぶん誰も上っていないと思われる。もちろん自分も。


午後2時37分 138・4キロ地点。きつい上りが続く
午後2時37分 138・4キロ地点。きつい上りが続く
午後2時40分 139・1キロ地点の塩ノ沢峠への分岐
午後2時40分 139・1キロ地点の塩ノ沢峠への分岐
午後2時42分 139・1キロ地点の標高714メートルの湯ノ沢トンネル
午後2時42分 139・1キロ地点の標高714メートルの湯ノ沢トンネル

湯ノ沢トンネルには午後2時42分に到着。距離は約140キロだがもう上りはないはず。ブルベは終わったも同然。あとは無事に帰るだけだ。


長い長い湯ノ沢トンネルはラッキーなことに下りだった。それもこがなくていいほどの強烈な下り。それがトンネルを抜けても続いた。幸せを感じる一瞬である。


中間地点となるPC3の「道の駅オアシスなんもく」には午後3時5分に到着。所要時間は約8時間なので、単純に倍にしても16時間。制限時間の20時間には悠々間に合うことになる。


ここでは野沢菜おやきを食べようと思っていたが見当たらず。時間も遅かったので売り切れたかな。代わりに味噌やきもちを2個腹に入れた。コンビニでおにぎりを食べているせいか、それほど空腹は感じないし、食堂に入って20~30分ほど費やすのも嫌だった。それより早く帰宅してビールが飲みたい(^_^;


午後3時5分 149・1キロ地点の道の駅オアシスなんもく
午後3時5分 149・1キロ地点の道の駅オアシスなんもく

道の駅を出た後は、向かい風の中、南牧川に沿った西上州やまびこ街道を下り続け下仁田へ。駅の裏を抜けた後は国道254号(西上州やまびこ街道)に合流し、そのまま富岡付近まで30キロ近くまっすぐに進む。この嫌になるくらい直進する区間が、後半の高速ロードの始まりだった。車がほとんどいない、路肩が反対車線に比べ広い、信号が少ない、舗装状態が良いと何拍子もそろいすぎて拍手したいほどの道だった。向かい風でもガンガン気持ち良く走れる。幸せを感じる一瞬、再び♪


逆方向からは何度か走ったことがある。もちろんブルベだが、軽井沢方面へ行く定番ルートで、途中の一宮付近から妙義山方向へ行き、国道18号に出て碓氷峠を目指す。この時は路肩も狭く、車も多くてあまり好きな道ではなかった。反対方向は天国だった。


午後3時32分 155・1キロ地点の上信線下仁田駅
午後3時32分 155・1キロ地点の上信線下仁田駅
午後4時13分 155・1キロ地点の富岡製糸場付近
午後4時13分 155・1キロ地点の富岡製糸場付近

200キロ付近となる埼玉・美里町の「天神橋交差点」までの所要時間が10時間半ほど。快調なペースだ。200キロブルベならこれで終わりだが、この日はあと100キロ残っている。


順調過ぎるライドだったが、ひとつ問題が発生していた。スマートフォンの電源が切れかかっているのだ。モバイルバッテリーは2つ持ってきているが、どちらともなぜか作動しない。現金とクレジットカードは持ってきているので電子マネーが使えなくても問題ないし、ナビゲーション付きのサイクルコンピューターも20時間は持つので大丈夫。だが電話とメールが使えないとなるとトラブルがあったときに対処しづらい。またゴール直後の完走報告もネット経由なのでできない。もっと困るのは写真。幸いにして今回はすべてのPCがレシート取得だったので良かったが、ランドマークとの写真撮影が条件だったがアウトだった。


というわけで、ブルベでおなじみの秩父鉄道小前田駅前の写真が最後の1枚となった(T_T)


午後5時48分 205・2キロ地点の秩父鉄道小前田駅
午後5時48分 205・2キロ地点の秩父鉄道小前田駅

211・6キロ地点のPC4「ローソン川本店」到着は午後6時12分。貯金は3時間まで増えていた。


ここから先は本格的な夜間走行。前照灯はハンドルバーに2つ、前輪車軸のクイックにライトマウントを付けここにも1つと計3つ。尾灯はシートステーに2つ、ヘルメットに1つの計3つで臨んだ。


真っ暗で交通量の少ない道を走っていると、カエルの大合唱が聞こえ始めた。目をこらすと水田が広がっているようだ。何か分からないが虫の鳴き声もあちこちからわき上がっている。ブルベを走っていると実感するひとときである。


もう上りはないはずだったが、実は3つほど短いものがまだ残っていた。その1つが229キロ地点の嵐山町と鳩山町の間にある笛吹峠。いかめしい名前の割には距離868メートルで平均勾配4%とかわいいものだが、街灯もなく真っ暗。道の先がどっちに曲がっているのかさえも不明。車もほとんど通らず、不気味な雰囲気だった。ピークでは薄明かりの中で「林道将軍沢線」という道標が読み取れた。由緒ある道なのだろうか。後で調べると新田義宗(新田義貞の三男)と足利尊氏の最終的な決着がついた「笛吹峠の戦い」が行われた場所で、石碑もあったらしい。


その後はこれまでのブルベで走った見覚えのあるコースを越生市、毛呂山町、飯能市と南下。262・6キロ地点の最終PC「セブン―イレブン青梅日立前店」には午後9時1分にたどり着いた。信号の多い市街地に入ってこともあって貯金は3時間17分とあまり増えてはいなかった。


残りは40キロで、これをグロス平均時速20キロの2時間で乗り切ればぎりぎり15時間台の完走となる。この先は往路と同じ高速区間の多摩川沿いの道を走る。16時間切りをモチベーションにして頑張ってみるかな。


夕方ごろには渋滞に悩まされる関戸橋手前だが、午後10時近いとあって車はおらず難なくクリア。グロス時速25キロ台でガンガン回し、302キロ地点のゴールの「ファミリーマート天神森橋店」には午後11時前に到着。さっと買い物を済ませ、レシートに印字された時刻を見ると午後10時59分。スタートが午前7時10分なので15時間49分で300キロを3年ぶりに完走した。貯金は4時間11分で、最後の20キロで1時間近く伸ばしたことになった。そのためか、数日経過してもヒザ裏の痛みが引かない。年寄りは無理しちゃダメだね。


前半が上りざんまい、後半が平たんという極端なコースだったが、所要時間は前半、後半ともに8時間ほどと変わりない。上りに時間がかかるのは当たり前だが、上れば、もれなくその後に下りがついてくる。5キロのラップタイムを見れば下りで平均時速30キロ台や40キロ台があるので、そこで取り戻せたというわけだ。


さてゴールはしたもののこれで終わりというわけではない。コロナ禍でスタッフはゴール地点にはおらず、スマホで完走報告を入力しなくてはならない。スタート前のブリーフィングではゴール後すみやかにという事だったが、電源が切れたのでどうしようもない。神奈川県央の自宅までは自走で23キロ。のんびり帰ろうと思っていたが、もうひと頑張りしよう。


自走帰宅している途中でまだ電車が走っていることに気がついたが、準備している間に終わりそうなので諦めた。天気予報にあった雨も降らず、気温も群馬では27度と夏日で下りでもウインドブレーカーは不要だった。よって輪行袋、レインウエア、ウインドブレーカーはサドルバックに入ったままの荷物に終わった。


無事に完走報告が入力できたのは日付が変わった午前1時過ぎ。ゴールの制限時間は午前3時なので迷惑をかけずに済んだ。やれやれ、やっとビールが飲めるよ(^o^) ちなみにモバイルバッテリーはケーブルを替えたらあっさりと作動した。【石井政己】