藤原かんいちがE-Bikeでチャレンジする日本縦断3500キロの旅の模様を随時お伝えします。今回はNo.01~03ステージです。

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◆5月16日

出発の日だというのに朝から小雨が降っている。カッパを着て2キロ先の佐多岬へ。9年ぶりなのだが、きれいな駐車場が整備されたり、観光案内所ができたり、かなり様子が変わっていた。モニュメントの前で記念撮影。いま宗谷岬への旅が始まった。すでにここがNo.01ステージ『佐多岬ロードパーク』熱帯植物が雨に優しく濡れている。動画などの撮影をしていると、どんどん時間が過ぎてゆく。適当なところで切り上げ走り出す。北上をするとどんどん雨が小降りに、No.02ステージ『桜島溶岩ロード』に着くころには上がった。噴火する桜島を半周。フェリーで鹿児島へ渡る。今日の宿泊地、国分のネットカフェに着いた時には深夜11時を回っていた。初日でまだペースが掴めず、いろいろ段取りも悪く疲れたー。それでも旅は始まった。

■出発地/鹿児島県の佐多岬〜宿泊地/霧島市国分

■走行距離:142.8km

佐多岬と書かれたモニュメントの前をスタート
佐多岬と書かれたモニュメントの前をスタート

熱帯植物に囲まれている佐多岬ロードパーク
熱帯植物に囲まれている佐多岬ロードパーク

鹿児島のシンボル桜島が近くなる
鹿児島のシンボル桜島が近くなる


◆5月17日

最初の目的地は人吉ループ橋。空に大きなカーブを描きループ橋は圧巻の一言だ。伊豆半島の河津ループ橋も凄いがここはそれを完全に上回っている。北上して球磨川沿いの国道に出ると、景色が一変。2年前にあった川の大氾濫の傷跡があちこちに残っていて、河川は工事中だらけ、道をクルマかほとんど走っていない。重い景色だったが、友人の高西くんが長崎からわざわざ180kmも走って、会いに来てくれた。久しぶりの再会、うれしい限りだ。連夜の140kmとなったが、不思議と疲れはそれほどない。

■出発地/鹿児島県霧島市国分〜熊本県八代市

■走行距離:143.8km

旧道を走っていると地元の人が声をかけてくれた
旧道を走っていると地元の人が声をかけてくれた

人吉ループ橋は橋だけでなく景色も雄大
人吉ループ橋は橋だけでなく景色も雄大

球磨川はあちらこちらで河川工事中
球磨川はあちらこちらで河川工事中


◆5月18日

九州のメインイベント、今日は阿蘇へ行く日だ。テンション高く早めに出発。ローカルロードを繋いで使って北東へ向かう。南阿蘇に着くとストロングボスサロンへ。相棒、さすライダーが探してくれたお店で、ボリュームもあり、とてもおいしかった。いざ、No.03ステージ『阿蘇パノラマライン』へ突入! 素晴らしい絶景の先に赤い花。ミヤマキリシマが山の斜面一帯に咲いていた。何度も来ているがこんな景色は初めて、季節の変化感じる良い景色だった。阿蘇パノラマラインを走り、そのまま今日の宿泊地、阿蘇バックパッカーズへチェックイン。普段は外国人でいっぱいらしいが、コロナの影響から激減したという。

通りすがりの車が「俺も昔自転車旅したよー」といいながらお茶を差し入れてくれた
通りすがりの車が「俺も昔自転車旅したよー」といいながらお茶を差し入れてくれた

ストロングボスサルーンのチーズバーガーは絶品
ストロングボスサルーンのチーズバーガーは絶品

阿蘇がミヤマキリシマの花でピンク色に染まっていた
阿蘇がミヤマキリシマの花でピンク色に染まっていた