
- 夜には美しくライトアップされるラスベガスのシンボルにもなっているエッフェル塔
ギャンブルだけでなく、エンターテイメントの街として知られ、毎年世界中から大勢の観光客が訪れる全米屈指の観光地ラスベガスで起きた銃乱射事件から1年。事件はまだ記憶に新しい所ですが、マンダレイ・ベイ・ホテルに隣接する野外コンサート会場で行われていた音楽フェスの会場で起きた全米史上類を見ない凶悪な銃乱射事件が起きたのは、昨年の10月1日。容疑者が宿泊していたホテルの32階の部屋から窓越にコンサート会場に向けてライフル銃を乱射し、58人が死亡、500人以上が重軽傷を負う大惨事となった事故は全世界を震撼させました。あの悲惨な事件から1年経った今、ラスベガスの街はどうなっているのでしょう。

- 事件から1年。変わらぬ風景が。写真の左手奥に見えるのが事件現場となったマンダレイ・ベイ・ホテル
観光業に支えられるラスベガスには超大型ホテルがいくつもあり、ホテルやレストラン、バー、カジノなどで25万人を超える人たちが働いており、年間4300万人もの観光客が訪れています。特に海外からの観光客は全体の5分の1に及び、事件直後はラスベガス離れによる観光業への影響が懸念されていました。しかし、幸いにもテロ組織とは関係のない単独での犯行だったことから、ニューヨークやパリの同時多発テロほどの影響はなかったと言われています。しかし、ラスベガスは2016年まで3年連続で過去最高の観光客数を記録してきましたが、2017年度は連続更新記録がストップしており、多少なりとも事件の影響はあったようです。

- 世界最大の観覧車があるラスベガスの新名所リンク・プロムナードは大勢の人手賑わっています

- ストリップには新しいホテルが今も続々とオープンしています
事件現場となったホテルが立ち並ぶ「ストリップ」と呼ばれるメイン通りは、以前と変わった様子は見られず、カジノやレストラン、バーでも普段と変わらずにギャンブルやお酒、食事を楽しむ人たちで賑わっていました。ストリップにあるホテルも特に厳重なセキュリティーチェックなどはなく、以前と同様に自由に出入りすることができます。ホテルから一歩外へ出ても深夜までたくさんの人が道を行き交い、治安の悪さや物々しさは一切感じられません。日本ではギャンブルの街ということもあり、なんとなく治安が悪いイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ラスベガスは華やかなエンターテイメントの街であり、全米でもトップクラスの治安の良さがウリ。眠らない街と言われるラスベガスではレストランやお店なども深夜まで営業している所が多く、カジノは24時間やっていますし、カリフォルニア州と違ってアルコール販売の時間制限もないので24時間お酒を飲むことができるので、夜遅くまで安心して遊ぶことができるのが魅力です。

- 不夜城ラスベガスは24時間安心して遊べる街として知られています
そんな観光が唯一の産業であるラスベガスでは治安の悪さは死活問題となるため、事件後も治安維持はしっかりとされているようです。スポーツや音楽イベントも以前と変わらずに開催されていますし、見本市や国際会議なども頻繁に行われており、立ち直りは早かったようです。「大人の遊園地」「夢の国」などと言われる不夜城ラスベガスは、きらびやかなネオンと華やかなエンターテイメントで訪れる人たちを以前と変わらずに魅了し続けています。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。日刊スポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真も)

