世界各国の料理が楽しめるロサンゼルス(LA)で今、ブームになっているのが日本のカツサンド。今までありそうでなかった日本の懐かしい味が楽しめるお店が増えていますが、中でも行列ができる人気店として知られるのが、2018年秋にオープンした日本の喫茶店のサンドイッチにインスパイアされたKonbi(コンビ)。カウンター席しかない小さなお店には、カツサンドを求めて連日大行列ができています。メニューにはカツサンドの他、だしが効いた厚焼き玉子をサンドしたレイヤード・オムレツサンドや日本人が大好きな卵サンドもありますが、ほとんどのお客さんがオーダーしているのは、ジューシーで肉厚なポークカツサンド。千切りキャベツとブルドックソースが食欲をそそる一品です。
近年はおしゃれエリアとして注目のLAダウンタウンの北に位置するエコパークにあるコンビは、知らないと見過ごしてしまいそうなほど小さな店舗ですが、オレンジ色の外観が目印。店内が混雑して外に行列ができていても外には持ち帰り専用の窓口があるので、ここでオーダーをすればさほど並ばずに食べることができます。オーダーをしてからカツを揚げてくれるので、少し待つことになりますが、厚切り食パンの片面に濃厚なソース、もう片面にはキャベツの千切りが添えられていて肉はほどよい柔らかさでサクサクの衣と相まってとっても美味。3切れで16ドルと少々値段は張りますが、日本で食べるのと同じ味が楽しめます。
サンドイッチ以外にもクロワッサンなどのペイストリーもあり、その多くは午後の早い時間帯には売り切れてしまうことも多いと言います。しかも、卵や野菜など食材はできる限り地元産のオーガニックが使われているので、健康に気を遣うLAの人たちも安心して食べられます。お持ち帰り用サンドイッチは、日本のお弁当を彷彿させる白い紙のボックスに入れられていて、インスタ映えすることも人気の秘訣。値段は日本と比べると倍近くしますが、訪れた多くの人が日本の喫茶店やコンビニで食べたサンドイッチと同じ味と大絶賛しています。ロサンゼルス・タイムズ紙など地元メディアで取り上げられたこともあり、ハムやチーズ、ターキーミートなどを挟むアメリカのサンドイッチの概念を覆すおいしさにファンが急増しているのです。
今ではカツサンドイッチではなく、Katsu Sando(カツサンド)がそのまま商品名として知られるほどの人気で、毎週日曜日にダウンタウンで開催されている大人気の食のイベント「スモ-ガスバーグ」には、メンチカツサンドが絶品と言われるその名もカツサンドというお店も出店しています。メニューには黒豚ポークのカツサンドがありますが、ここでは和牛のメンチカツサンドが一番人気で、これを求めて多くの人で毎週行列ができています。パンにKATSU SANDOと刻印されているのもインスタ映えすると人気で、肉厚でジューシーなメンチカツにソースとマヨネーズ、キャベツがサンドされていてかなりのボリュームながらもペロリと食べられてしまいます。こちらもLAのベストサンドイッチの呼び声も高く、まだまだLAのカツサンドブームは続きそうです。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」




