大谷翔平投手が、ロサンゼルス・ドジャースに入団することが決まり、来年はロサンゼルス(LA)に観戦旅行に行きたいと盛り上がっている方も多いことでしょう。

いつがベストシーズン?治安は?宿泊先は?など、ドジャースのあるLAの今が分かる最新の基本情報を紹介します。

■ベストシーズンはいつ?

温暖で湿度が低いLAは、年間を通じて快適に過ごすことができます。雨季とされる時期は、12月から3月の冬の間で、野球シーズン中は基本的に雨が降ることはほとんどありません。

ドジャースタジアムはダウンタウンの外れの丘の上にあります
ドジャースタジアムはダウンタウンの外れの丘の上にあります

ただ、開幕前後の3月末から4月にかけてとポストシーズンの10月は、朝晩は肌寒く、丘の上にあるドジャースタジアムのナイターは防寒着が必要です。夏も日本に比べて湿度が低いため過ごしやすいものの日中の日差しは強く、デイゲームでは日の当たる座席の場合は日焼け対策が必須です。湿度がない分、真夏でも日が暮れると体感温度が下がるため、上着の携帯はマストです。

■治安は?

コロナ禍以降、アメリカ全体で治安は悪化しています。大都市では万引きや略奪、強盗などの犯罪が増えているほか、薬物の蔓延や移民、ホームレスの増加なども問題になっています。LAでも立ち入らない方が良いエリアもありますが、観光地であればスリや置き引きなどに気をつければさほど不安になることはありません。ただ、日本の感覚で夜間に徒歩で出歩いたり、高価なブランド品を身に着けて人けのない場所をうろつくのは危険です。車社会のLAでは、夜間に徒歩移動する人は少ないので、暗くなってからは安全のためにもタクシーやウーバー配車サービスを利用することをおすすめします。ナイター終了後も、公共交通機関の利用は避ける方が無難です。

■交通手段は?

車移動が前提で街がつくられているので、東京のように便利な公共交通ネットワークが張り巡らされているわけではありません。近年はメトロと呼ばれる地下鉄も普及してはいますが、広大なLAすべてをカバーしているわけではなく、バスもあるものの乗り換えなど複雑で移動に時間を要することは避けられません。

乗り降り自由の観光名所を回る2階建てバスを利用すれば、車内からLAの街並みも楽しめて便利です
乗り降り自由の観光名所を回る2階建てバスを利用すれば、車内からLAの街並みも楽しめて便利です

もっとも便利な移動手段はレンタカーとなりますが、慣れない海外での運転や言葉の問題もあるほか、LAのドライバーは全米の中でも運転が荒いことで知られるので、運転によほど自信がない方はウーバーの利用が便利です。アプリで簡単に呼ぶことができ、お金のやりとりもなく、目的地まで英語を一言も話さなくても行けるので旅行者にはおすすめです。

■何泊必要?

滞在目的にもよりますが、野球観戦と合わせてハリウッドやビバリーヒルズ、サンタモニカなどの観光地を一通り周り、買い物や美術館、ユニバーサルスタジオなども楽しむには最低4泊すると余裕があります。

ハリウッドサインも外せません
ハリウッドサインも外せません
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドもおすすめ
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドもおすすめ

さらにディズニーランドにも足を延ばすならプラス1~2日は見ておくとよいでしょう。LAは想像以上に広いためエリアを絞って観光するのが効率的です。渋滞時の移動には余分な時間がかかることを計算したうえで、移動時間に余裕を持ったプランニングが必須です。

■宿泊先のおすすめは?

LAにはモーテル系から高級ホテルまで様々な宿泊施設がありますが、昨今はインフレで宿泊料金も値上がりしています。時期やエリアにもよりますが、1泊100ドル以下で泊まれるホテルは少なくなっています。治安の面からも、あまり安宿には泊まらないことをおすすめします。

夕暮れ時が美しいサンタモニカ
夕暮れ時が美しいサンタモニカ
やぐらもあるリトルトーキョーには日系のホテルもあります
やぐらもあるリトルトーキョーには日系のホテルもあります

ドジャースタジアムに比較的近いのは、ダウンタウンエリアとなります。安全面などを考慮するなら、ビバリーヒルズやサンタモニカ、ハリウッドの中心など観光地のホテルは便利で安心です。

また、英語に不安のある方は、リトルトーキョーにある日系のミヤコホテルもおすすめです。周辺には日本食が食べられるレストランや日系スーパーもあり、地下鉄の駅も近くにあるので観光にも便利です。

■物価は?

日本以上にLAは物価高になっています。数年ぶりに訪れる人は、円安も相まって何もかも高く感じることでしょう。食事は、ファストフードでもドリンクとポテトセットで最低10ドルほどと考えておくとよいでしょう。カフェでサンドイッチと飲み物、ラーメン1杯でだいたい20ドルが目安です。テーブルサービスのレストランで食事をした場合、税金とチップを含めるとランチで20~30ドルが一般的で、ディナーになると店にもよりけりですが、その倍ほどが目安となります。雰囲気の良いレストランで食事と共にビールやワインなどアルコールも楽しむと1人100ドルくらいの予算を考えておくとよいでしょう。

■チップは?

アメリカはチップ社会なので、ウエーターやウエートレスがいるレストランで食事をする際には税抜きの合計金額の15~20%をチップとして支払うことが常識になっています。ランチで15~18%、ディナーで18~20%程度が目安になっており、分かりやすくするため税金(約10%)の倍ほどをチップとして置くのが一般的です。

クレジットカードで支払う場合は、チップも一緒にカード払いが可能です。レシートにチップを書き込む欄があるので、自身で決めた金額を書き込み、合計金額を書いてサインすれば自動的にその金額がカード会社から引き落とされます。

ファストフード店やフードコートなどカウンターで注文して受け取るスタイルの店では、チップは不要です。

また、ホテルや空港からのシャトルバスなどで荷物を運んでもらった際や、車を係員に預けるタイプの駐車場では2~3ドルのチップを手渡すのが常識のため、事前に1ドル札を用意しておくと便利です。

(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真も)