【プロで第一歩を踏み出した男たち〈1〉】日本ハム大塚瑠晏 スタメンより緊張した日

プロ野球が開幕して1カ月半が経過した。今年もシーズン序盤から名勝負、名場面が生まれ、多くの選手がプロ野球選手としての第一歩を踏み出した。日本ハムのドラフト3位大塚瑠晏内野手(23)は、4月17日西武戦でプロ初打席初安打を放つと、5月2日オリックス戦では右翼席へ記念すべき1号アーチを架けた。着実にステップを踏むルーキーが、初スタメン出場以上に緊張した場面とは。

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◆大塚瑠晏(おおつか・るあん)2003年(平15)10月26日、栃木県生まれ。小学1年から野球を始め、6年時にスワローズジュニア選出。中学時代は小山ボーイズ所属。東海大相模では3年春にセンバツ出場。東海大に進学し、4年春のリーグ戦でベストナイン。同年夏に大学日本代表入りを果たした。25年ドラフト3位で日本ハム入団。169センチ、69キロ。右投げ左打ち。背番号49。

4月17日、日本ハム対西武 1回裏日本ハム無死、プロ初安打となる二塁打を放った大塚

4月17日、日本ハム対西武 1回裏日本ハム無死、プロ初安打となる二塁打を放った大塚

「これからやってくんだっていう気持ち」

日本ハム大塚は4月17日、西武戦で「1番二塁」でデビューし、初回の第1打席で、いきなり右翼線へプロ初安打となる二塁打を放った。1軍昇格前日の16日に新庄監督から「1番」でスタメンだとDMで連絡を受けていた。「1番っていうのは考えていなかったんですけど、早めに言ってもらったので心の準備はできたと思います」。新庄流起用が、好パフォーマンスを助けた。

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1973年7月生まれ、茨城県水戸市出身。水戸第一、早大卒。06年、北海道日刊スポーツ新聞社入社。09年からコンサドーレ札幌担当を8年務め2度のJ1昇格を経験。17年からアマ野球担当、23年から日本ハム担当。
中学まではサッカー、両親が指導者だった影響で高校、大学はフェンシングに励み00年富山国体出場。パリ五輪フェンシング団体金メダルメンバーの永野雄大選手は従兄弟の長男。
学生時代までは野球とほぼ縁のない人生だったが、中1で初めて後楽園球場での巨人阪神戦に連れて行ってもらい、財布を落とす。岐阜県恵那市の方が神田の警察署に届けてくださり、2000円ほど入った財布を、倍以上の交通費をかけて、水戸から東京まで受け取りに行った苦い経験あり。