旬の秋ヒラメが絶好調だ! 1日、札幌から足を伸ばして、島牧村第2栄浜漁港に出掛けた。出港から15分ほどの前浜で、38~62センチヒラメが1人当たり3~27匹の大漁。ほかにマゾイ、クロゾイ、ガヤが船中数匹。この海域で連日、型、数とも絶好調の情報は、本当だった。

 晴天に恵まれたが、この日はあいにく波が高い悪条件。午前5時30分、第八富丸(木村船長、【電話】0136・74・5256)に6人が乗船し、ポイントに向かった。初挑戦の3人は揺れる船に苦戦。一方、ベテラン組は、乗船者中最多数を釣った竿頭が27匹、サイズは50センチ超が多く上がり、中には60センチ超も交じった。

 早朝は潮が動かず釣果は沈黙。ポイントを変えながら広範囲を狙った。徐々に潮が動きだすとヒラメが活性し、50センチ級がダブルで釣れることも。ヒラメの好反応に合わせてフグも目立ち始め、ゆっくり竿(さお)を振っていると何度もダブルで釣れた。後半は水深40メートル超狙い。仕掛けのキャップの色が夜光系や透明、ピンク系などがよかった。竿の振り方は止めずに、エサのオオナゴを常に動かした方がフグ対策とヒラメへのアピールにつながった。

 今回は食いがよく、アタリは魚の方から仕掛けに掛かってくる向こうアワセで引き、仕掛けの針を奥までのみ込まれることが多かった。木村船長は「秋ヒラメは絶好調で、型と数とも期待できる」。秋ヒラメの引きが楽しめるチャンスだ。【リポーター・竹鼻雅己=62】