ヒラメを狙って22日、留萌沖に出掛けた。晴れ、風は弱く、波1メートル。例年、この時期からヒラメは釣れ始める。この日は前日の雨にで濁りがあり、海水温も低く食いは渋かった。数こそ伸びなかったが、大型ヒラメに良型サクラマスも釣れ盛り上がった。

午前3時、正宝丸(斉藤晴夫船長、【電話】090・8633・8910)に留萌港を出発し、15分ほどの沖に向かった。ヒラメ用仕掛けにバケ500グラム、オオナゴを餌に狙った。浅場を攻めた前半はアタリはなく、何度かポイントを変えたが釣果はなく時間だけが過ぎた。

次は水深25~30メートルの深場を狙った。ここでは潮が速すぎオマツリになる場面も。アタリは何度かあったが、なかなかヒットまで至らない。流しているうちに1人にヒラメが掛かり、すぐにまた1人、また1人と3人続けて釣れた。ほかの人は餌の点検で巻き上げる途中、良型のサクラマスが掛かり、水面で大暴れしながらタモに入れていた。

その後、ヒラメはポツポツと釣れ、なかには60センチの大型も上がった。1人当たりの釣果は、ヒラメが38~60センチ0~2匹、ホッケが38~40センチ0~4匹、マゾイが30~35センチ0~3匹、ほかにサクラマス、ソウハチ、アブラコが船中数匹釣れた。ヒラメは食いは渋かったが、大型も釣れ今後に期待できそう。斉藤船長は「濁りや水温が回復すると、ヒラメは数釣りが期待できます」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=67】