連日にぎわいを見せる太平洋胆振方面のサクラマス狙いで1月28日、白老町白老沖に出掛けた。スケトウダラの群れに苦戦しながらも、1人1~5匹の釣果で、2キロ超も釣れ楽しめた。

午前6時、白老漁港から清栄丸(八谷武四郎船長、【電話】080・8292・0992)に5人が乗船し出発した。晴れ、風弱く、波1メートル。水深105~115メートルでサクラマス用仕掛け、ジグ、バケ600グラムを使った。沖へ50分。開始早々からスケトウダラの群れが多かった。水深20メートル以下から底付近にいて、サクラマス狙いはその群れの上に限られた。タナ20~25メートル付近では良型ソウハチも釣れた。

開始30分後には、同じタナでこの日最初のサクラマスがヒットした。ただ、続かない。時々アタリはあるもののバレもあり、ソウハチやスケトウの群れを避けながら狙い続けた。

9時過ぎから底付近のスケトウの群れが薄くなった。バケで狙ったところタナ90メートルでサクラマス独特の強い引きを見せ、この日1番となる2・2キロの良型が上がった。他の人も同じタナを狙ったが、途中でスケトウに阻まれていた。

底付近ではマダラも釣れた。サクラマスは、タナは底付近から15、25、50メートルなど広範囲に移動するためスケトウに先に食われてしまうケースが多かった。スケトウの群れを見極め、薄くなるところを狙うのがポイントの1つに思われた。

正午の沖上がりで、釣果は1人当たり48~53センチサクラマス1~5匹、28~38センチソウハチ30~35匹、マダラ、ホッケ船中数匹。スケトウダラ40~60匹はリリースした。八谷船長は「サクラマス狙いはバケ、ジグともに今後も期待できるでしょう」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=68】