太平洋胆振方面の白老沖へ2月27日、サクラマス狙いで出掛けた。同じ海域でも1週前の前週末は濁りと低水温の影響か釣果は伸びなかったが、この日は条件にも恵まれ2キロオーバーも交じり数釣りを楽しむことができた。

午前6時、登別漁港から第11漁運丸（本間船長、【電話】0144・87・2228）に7人が乗船し出発した。雨のち雪、風弱く、波1メートル。サクラマス仕掛け、ジグで狙った。

登別漁港から50分の白老沖で、水深110～115メートルを狙った。前半はスケトウダラの群れをかわすのに手間取ったが、浅いタナでサクラマスがアタリ始めた。全員が同じ浅めのタナを狙うも後が続かず、スケトウの切れ間を見て底付近に切り替えることにした。すると単発で2キロ前後の良型が上がるようになった。

その後も何度かポイントを替えてアタック。特に底からタナ5～15メートルラインのアタリが良かった。手巻きリールで引き上げには時間がかかるが、この釣りならではのダイナミックな引きと重量感を味わうことができた。なかにはダブルで釣り上げる人もいて盛り上がった。朝日を浴びた真っ青な水面でキラキラと躍る銀色の魚影は、視覚も楽しませてくれた。

釣果は1人当たり1～2・3キロのサクラマスが1～9匹、70～95センチのマダラ2～4匹、38～42センチのホッケ2～4匹、45～60センチのスケトウダラ30～50匹だった。本間船長は「濁りが取れ、サクラマスは引き続き期待できるでしょう」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己＝68】