アスタキサンチンの抗酸化力は、ビタミンCの6000倍と言われています。
アスタキサンチンの魅力は、抗酸化力が高く、血液脳関門という脳にある関所を通過して、脳細胞が活性酸素によってダメージを受けるのを防いでくれるのです。
<赤い色素に注目>
筑波大学の研究では、アスタキサンチンの摂取と軽い運動によって、記憶力がさらに高まる可能性があると発表しています。
アスタキサンチンは、サケやカニ、桜えび、いくら、たらこ、キンメダイなどによく含まれています。魚の皮にも豊富に含まれているので、サケやキンメダイは皮も残さず一緒に食べることが大事です。エビやカニも、まるごと全部食べられるように、唐揚げなどにするのも良い方法です。
すし屋さんに行ったら、まず青い魚、アジやイワシなどを食べ、次に赤い魚に注目するようにしています。
<卵が認知機能を改善>
卵黄にはコリンという物質が含まれています。このコリンは、血液脳関門という関所を通過して、脳に到達することができ、神経伝達物質のアセチルコリンの材料になります。
コリンが不足すると、記憶力の低下や認知症を起こすことが分かっています。コリンを多くとっている人は、少ない人に比べて、認知症の発症リスクが28%低く、記憶力と言語能力を測定するテストでも優れていたという報告があります。ぼくは1日2~3個の卵を食べていますが、コレステロールは正常です。