中西清起氏(2019年3月撮影)
中西清起氏(2019年3月撮影)

野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は中西清起氏(64=日刊スポーツ評論家)。上位3球団の優勝争いがシーズン終盤までもつれる可能性があると予想しました。

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セ・リーグは予想どおり二極化しましたね。試合数はシーズンの折り返しとなる70試合近くを消化した。ここまで来れば完全に実力の差ですよ。はっきり言ってリーグ優勝は上位3つに絞られた。下から来ることはまずない。では3チームの強みは何だろうか。

まずは首位巨人。6月の勝敗を見ると1試合を残して10勝5敗2分けと大きく勝ち越している。明らかに接戦をものにする試合が増えている。

巨人橋上秀樹監督代行(2026年6月撮影)
巨人橋上秀樹監督代行(2026年6月撮影)

爆発的な打線というのはないけど、1点、2点差のゲームを取っている。渋く、粘り強い野球ができている。はっきり言うと、橋上監督代行が指揮を執るようになってからベンチの雰囲気も変わってきているように見える。やっぱりベンチを気にしながら野球をしていたら選手も結果が出ないよ。

2位で並んでいるのが阪神とヤクルト。阪神はクリーンアップがしっかりしている。佐藤、森下を中心とした破壊力は変わらない。問題の1番だが、近本が夏場には帰ってくるんじゃないかな。そうなるとまた攻撃力は上がる。そして先発投手の頭数がいる。これは後々大事になってくる。

室内練習場で打撃練習を行う阪神近本光司(2026年6月撮影)
室内練習場で打撃練習を行う阪神近本光司(2026年6月撮影)

ヤクルトはリリーフだよね。整備されている。これは一貫して変わらない。打線はホームランでガンガンという感じじゃないけど、つながりがある。

ヤクルトのキハダ(2026年6月撮影)
ヤクルトのキハダ(2026年6月撮影)

28日中日戦(神宮)は今季4度目のサヨナラ勝ちだった。最後に決めたのはキャッチャーの古賀。優勝するチームっていうのは日替わりのヒーローっていうのが大事だからね。開幕から3カ月たっても失速しない。衰えずに来ている。これはしっかりとした蓄えがあったからこそだと思う。

先週は台風の影響もあってセ・リーグ8試合が中止になった。おそらく中止になった試合は9月以降に組み込まれると思う。阪神なんかは過密日程になってくるだろうけど、先発陣はしっかりといるからね。大きな強みだよね。

昨年は阪神が2リーグ制後以降で最速の優勝を決めたけど、今年はそうはならないだろうね。もしかしたら10月までもつれるかもしれない。(日刊スポーツ評論家)

【イラスト】12球団順位予想 評論家・中西清起
【イラスト】12球団順位予想 評論家・中西清起