本来のキャンプらしい姿が戻ってきた。ソフトバンクは今年から、3年ぶりにサインや写真撮影などのファンサービスを再開。そして新たな取り組みとして導入したのが、選手の背番号や名前が入った「名刺風カード」だ。選手たちが練習終わりなどにファンに配っている。
限られた時間の中で、これまでより多くのファンと効率的に触れ合うことができるようになったが、その中でも「一手間」を加える選手もいる。日本ハムから海外フリーエージェント(FA)権を行使して加入した近藤健介外野手(29)がその1人だ。
キャンプ序盤、近藤は自身の名刺風カードの束を手に取ると、いそいそと1枚1枚にサインを書き入れた。選手から直接もらえるだけでもうれしいファンサービスだが、その数分の工夫でより一層、かけがえないプレゼントに変身させていたのだ。
心中を聞いてみると「時間もあったので。普通に渡すより、喜んでいただけるかなと思って。まだファンの方も近藤がどんな選手かというのを知らないと思う。みなさんに応援していただけるような選手、チームになりたいと思っているので」と明かしてくれた。現在は侍ジャパンの強化合宿に参加しているが、きっと新天地でもファンに愛される選手になるだろう。【ソフトバンク=山本大地】




