プロ注目の青藍泰斗・益子京右捕手(3年)が初回に2ランを放った。

 2点を追う1回1死一塁。3球目の速球に快音を響かせた。きれいな放物線を描き、左翼フェンスを越えていった。「走者をかえそうと思って振りました。打った瞬間、ホームランの感触でした」。この1発で試合を振り出しに戻した。

 これが高校通算23号。今春の栃木大会では準決、決勝で1発を放つなど、勝負どころで力を発揮する。「体が開かないように右中間スタンドに持っていくタイミングで振っています」。右翼へのイメージだとバットのヘッドが下がりがちになるという。この「右中間へのイメージ」が本塁打を呼び込んだ。

 栃木大会の抽選会は20日に行われ、7月6日に開幕する。