第100回全国高校野球選手権大会の沖縄大会が開幕し、県内屈指の進学校、球陽が4-3で沖縄高専を下し夏2勝目となる「開幕星」を飾った。

 沖縄尚学高で92年夏の甲子園に出場、沖縄電力で選手やコーチの経験がある新垣隆監督(43)が今年4月に就任。学業優先で最高1時間45分しか練習できない。だが仲本幹主将(3年)が「短い練習時間だが知らなかったプレーとかたくさん教えてもらい、質が上がった」とレベルアップし臨んだ。

 この日は戦争の犠牲者を追悼する「慰霊の日」。正午に選手や観衆が黙とうをささげた。新垣監督は「慰霊の日は沖縄県民にとって大切な日。野球ができることに感謝を持ってやりたかった」と話した。