愛知県内トップクラスの進学校、東海の背番号1内川篤投手(3年)が8安打を浴び11失点を喫しながらも、最後まで強打の東邦に立ち向かった。

初回にけん制ミスなどで2点を先制された。「バッテリーエラーやけん制ミスで、流れを渡してしまってチームに申し訳ない」と悔やんだ。対戦相手が東邦に決まった時は「マジか! と思った」と言うが、緩急をつけた投球を続けた。

新型コロナウイルスの影響で活動停止になる中、3年生8人全員が辞めることなく野球を続け、全員最後の試合に出た。

内川は「野球が好きなので、全力でやりながら勉強もというのは大変だったがやってよかった」と高校3年間を振り返った。「これまで肩、肘、太ももとけがが多かったので、将来はスポーツドクターになりたい。医学部に進みたい。志望校は神戸大です」と、野球での経験を生かすため、今後は受験勉強に全力投球する。