国学院久我山(東京)がたたみ掛けるしぶとい打撃で小刻みに得点を重ね、有田工(佐賀)を退けた。

1回裏、国学院久我山は2死一、三塁から5番大野良太外野手(3年)の左前適時打で1点先制。3回裏には2死二、三塁から6番成田陸投手(3年)の適時内野安打で1点追加し2-0とした。

4回表には、有田工に1点差に迫られるが、6回には2死二塁から1番斎藤誠賢外野手(3年)がカウント3-0から左前適時打を放ち1点、さらに7回には先発の成田が自らのバットで1点を追加。貴重な2点を追加し、突き放した。

投げては先発成田が伸びのある直球を丁寧に投げ込み、完投勝利。昨秋はエースで4番としてチームをセンバツ出場に導いた。この試合では打順を6番に下げながらも打撃でも活躍。チームの柱として躍動した。尾崎直輝監督(31)は「まだセンバツ未勝利だったので、チーム一丸となって勝利を挙げたのでうれしく思います」と、4度目のセンバツ出場での初白星を喜んだ。雨で試合開始が遅れたが「試合があることに変わりはないので、思い切ってやろう。甲子園を感じて対戦相手に胸を借りて、思い切ってやるぞ、泥臭くやるぞ、ユニホーム汚すぞといって送り出しました」と影響はなかったと話した。

昨年11月にはイチロー氏(48=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から指導を受け、感謝の勝利を届けた。