第105回全国高校野球選手権東西東京大会(7月8日開幕)の抽選会が17日、都内で行われた。
都立の進学校・新宿(東東京)は、昨年11月に日米通算4367安打のイチロー氏(49=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)の指導を受けた。偉大な野球人からの教えを胸に、初の甲子園出場を目指す。
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創立101年を迎えた新宿の歴史をつくる。くじを引いた清水大賀副主将(3年)は「このチームの未来を、自分が責任を持つつもりで来た。もちろん一番上を目指します」。「1番中堅」のレギュラーで、イチロー氏から打撃指導を受け「教わった長打力を発揮したい」と意気込む。
「都会だ!」とイチロー氏が表現したグラウンド。練習が終わる頃「いま何分?」「あと何分?」という選手の声が飛び交う。今まで見ていたドコモタワーの時計は、今年の高層ビル建設で隠れてしまった。4月に1年生16人が入部し、33人と大人数に。「腹から出ていない」と指摘を受けたとは思えないほど、練習中の声は活発だ。褒める声から、指摘をし合う厳しい声まで。中沢志弥(ゆきや)主将(3年)は「1年生がたくさん入って、雰囲気をつくってくれている。大勢になって楽しいです」。
昨夏の東東京大会では23年ぶりに4回戦に進出。昨秋、今春と今のチームは未勝利だが、目標の甲子園は変えない。田久保裕之監督(41)が「真価が問われる年」と位置づける今年。部活が終わると、選手たちは校舎の自習室へ。文武両道を貫き、新宿旋風を巻き起こす。【保坂恭子】
○…帝京は第1シードで、11年以来12年ぶりの夏の聖地を目指す。チームを代表して、ムードメーカーの浅見奏太内野手(3年)がくじを引いた。春は10年ぶりに東京大会優勝。関東大会ではセンバツ優勝の山梨学院に9-8で勝利し、着実に成長してきた。「夏も一戦必勝です。みんな成長して、夏に向けての準備ができたなと思う。帝京の最高の夏休みにしたいです」と力強く話した。

