大島・大島海洋国際の連合チームが、初戦を突破した。それぞれ、野球部の選手は3人ずつのみ。大島海洋国際のバスケットボール部から2人、軽音楽部から1人、釣り部から1人を助っ人として迎え入れ、合計10人がチーム一丸となって戦った。大島の高島凱哉監督(24)は「なんとか1勝できてよかった。厳しい環境ですが、選手たちは工夫して練習してきた。ただの連合チームではないぞ、ということを見せられれば」と話した。

大島海洋国際のユニホーム制作が間に合わなかったため、全員が大島のユニホームで戦った。先発した大島の清水怜央(れお)投手(2年)はゆるい変化球を効果的に使い、9回5安打5奪三振、2失点で完投。「自分のピッチングではなくて、チームで勝ちました」。約30キロ離れている2校の合同練習は、6月から10回程度だけ。助っ人の野手陣は猛練習を重ねており、清水は「試合のたびに上手になっていて、頼れる守備をしてくれました」と感謝した。

主将を務める大島・新渡戸漣内野手(3年)は、1番打者として4打数3安打1打点の活躍。合同練習後も積極的にコミュニケーションをはかり、LINEグループ「大島連合」で連絡を取り合った。ボールパーソンとして、試合前のノックを補助した大島・菊地彩華マネジャー(3年)は「このチームになって公式戦初勝利なので、本当にうれしいです」と喜んだ。

試合が長引いたため、大島の選手たちは深夜の船で帰る見込み。10日の早朝に着く予定で、そのまま授業のため学校へ。新渡戸主将は「移動が一番大変なんですけど、もう2年も経験しているので大丈夫です」と笑顔だった。