佐賀北が北陵に競り勝ち、6年ぶり6度目の優勝を果たした。
0-0で迎えた2回に1点を先制し、なおも1死二、三塁の場面。9番の松尾拓実内野手(3年)が三塁線へスクイズを決め、この回2点を奪った。6回には1死満塁とし、併殺崩れの間にさらに1点を追加した。
投げては先発したエース稲富理人投手(3年)が9回完封勝ち。再三得点圏に走者を背負ったが、要所を締める投球で決定打を許さない。今大会5試合に先発し、4試合が完投勝ち(2完封、2完投)と大車輪の働きだった。
07年夏に「がばい旋風」を巻き起こし、全国制覇を成し遂げた公立の伝統校。本村祥次監督は同校OBで、3年時の12年夏に甲子園出場した。指揮官としては就任6年目で夏は悲願の初Vとなった。試合後の優勝インタビューで、指揮官は「苦しい試合ばかりで選手たちがほんとうに奮闘してくれた。メンバー以外の子も『甲子園に行きたい』とやってくれた。メンバーもそうですけど全員でやってくれたので、ほんとうに頼もしかったです」と目にはうれし涙を浮かべた。
北陵は好機であと1本が出ず、春夏通じて甲子園初出場を逃した。

