帝京(東東京)が、19年のプロ野球選手生活にピリオドを打つことを決めた偉大なるOBに、悲願の夏の甲子園出場を届ける。この日、今季限りで引退を表明したソフトバンク中村晃内野手(36)について、金田優哉監督(41)は「素直にこの年齢までよく頑張ってくれた」とねぎらい、主将の池田大和内野手(3年)は「チームとして夏に甲子園出場といういい報告ができたら」と誓った。

今春に選抜出場を決めた際には、中村から後輩達へ差し入れの品が届いた。年月が流れても現役生たちを気に掛けてくれるOBの存在に感謝を示し、金田監督は「高校生たちも偉大な先輩に続けるようにしっかり結果を出したい」と引き締めた。

夏の大会前に毎年恒例となっている日大三(西東京)との練習試合では、大型スラッガーの目代龍之介(2年)や蔦原悠太内野手(3年)のアーチなど3本塁打を含む13安打で11得点。昨夏甲子園準優勝を飾った日大三に打ち勝つ展開にも、指揮官は「打線は水ものなので。どんなピッチャーが出てきても対応できるようにしないといけない」と気を緩めない。

夏は11年夏を最後に甲子園出場を逃してきただけに、その難しさは人一倍分かっている。「夏は勝つか、負けるかなんで。(どんな状況になっても)最後に勝つ。しぶとい試合をしていきたい」。いざ、勝負の夏へ-。

【ソフトバンク】36歳中村晃が引退会見「シーズン終了まで選手生活しっかり全う」1軍昇格目指す