慶応の左腕、志村泰輔投手(3年)がコールド発進へと導いた。4回をわずか1安打に抑え無失点。前日先発を言い渡され、「少し緊張した」と振り返ったが、テンポの良い投球で元石川打線をねじ伏せた。最速137キロ直球を軸に、カットボールとチェンジアップを織り交ぜて凡打の山を築いた。4回2死後に初安打を許したが、「本当の目的はノーヒットノーランではなく、ちゃんと抑えきること」とすぐに気持ちを切り替えた。
慶応の左腕「志村」といえば、かつて慶大で31勝を挙げた志村亮氏(59)をほうふつとさせる。血縁関係はなく、父武さん(50)から「すごい投手がいた」と教えてもらった。周囲からもよく聞かれるが「特に意識はしていない。自分の強みである直球の質とコントロールを発揮したい」と、自らの手で新たな歴史を刻む構えだ。
3年ぶり第1シードで迎えた初戦で圧勝発進。森林貴彦監督(53)は「神奈川は横浜がずっと勝っているので、何とか横浜に挑戦するところまで行きたい」と3年ぶり頂点を見据えた。

