松商学園が夏2連覇を果たし、39度目の夏の甲子園出場を手にした。長野大会の連覇は07、08年の同校以来18年ぶりの快挙に、松宗勝監督(46)は「(現役部員は)リアルタイムでは全然知らないので、その時の主力選手5人に来てもらって、3時間以上の意見交換をしたことが大きな力になった」と感謝した。

3月上旬だった。夏大会の連覇、そして日本一を掲げるチームの下に、18年前に連覇を知る主力組がやって来た。夏に向けてどうチームを仕上げていったかなど、実体験を伝えながら「プレーの中ではいつも最高のケースと最悪のケースの2パターンを考えるように」と教えを授けた。この助言が、甲子園出場を決める大一番で生きた。

1点リードの8回2死一、三塁。無安打投球を続けてきた竹内篤希投手(3年)が連打を浴びてピンチを招くも、漆戸大晟内野手(3年)が素早い出足から遊ゴロを難なくさばき3つ目のアウトを取った。「ここは1点もやれない。緩いバウンドのゴロが来た時に攻める気持ちでした」と、“最高のプレー”で竹内を助けた。最終回の攻撃で2点を加えるなど盤石な試合運びの陰に、頼れるOBの助言があった。伝統校の強い絆が勝利をたぐり寄せた。【平山連】

◆松商学園 1898年(明31)創立。生徒数は1513人(うち女子811人)。野球部は1913年創部で、部員89人。甲子園出場は春は16度、夏は39度目。全国優勝は夏1回。主なOBに日本プロ野球史上初の三冠王に輝いた中島治康、直江大輔(ともに元巨人)ら。所在地は長野県松本市県3の6の1。長野雅弘校長。

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