福島で東日本国際大昌平が10-7で学法石川を破り、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。全国高校野球選手権(甲子園)は8月5日に開幕する。

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打って初の甲子園を決めた。初回1死。2番・入ケ町隼仁外野手(3年)から4連打で3点を先制。2回にも主将の峯大珠外野手(3年)の適時打などで2点と主導権を握った。中盤以降も打線がつながり、準決勝まで2失点の学法石川投手陣から15安打10得点。打撃専門のDHとして夏を戦った主将は「ここぞという場面で打線が爆発できたんでよかった」と、満足げに振り返る。

県大会6試合で68安打42得点。安定する打線を導くのは、23年8月から同校を指導する江井康胤(やすたね)監督(55)である。低く、強い打球を意識させながらも対応は柔軟だ。4連覇中の聖光学院との準決勝。0-2の5回、制球力抜群の松本叶我(のあ)投手(3年)に対し「低い球で見逃し三振はOK。浮いた球を狙おう」と指示。4連打などで相手のリズムを崩し、一挙3得点で逆転し勝利をつかんだ。

江井監督は東北福祉大時代に日本代表を経験。社会人やクラブチームでも強打の内野手としてプレーした指導者は「高校生を教えるのは難しい」と話す。自分の基準を押し付けず、できないことをできるようにするまで我慢強く見守る。今大会で成果を証明したチームに、同監督は「一体感をもって粘り強く戦ってくれました」とたたえた。

就任3年目でたどり着いた初の大舞台。江井監督は「福島県の代表として、胸を張って正々堂々と戦いたい」と決意を示す。しぶとくつなぐ打線で、全国に爪痕を残す。【田口元義】

◆東日本国際大昌平 2000年(平12)創立の私立校。全校生徒数は297人(うち女子82人)。野球部は開校と同時に創部。部員数は89人(うち女子1人)。主な卒業生は元DeNA草野陽斗、パリ・パラリンピック女子柔道銀の半谷静香ら。所在地は福島県いわき市平上片寄字上ノ内152。千葉義夫校長。

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