昨春センバツ王者の横浜と昨夏王者の沖縄尚学が第2試合で激突する。横浜のエースで最速157キロを誇る織田翔希投手と沖縄尚学エース末吉良丞投手(ともに3年)の投げ合いに注目が集まるが、織田は「自分たちは春緒戦負けしてやり残したことしかない。甲子園はすごく楽しみにしてましたし、ここでプレーができる喜びをしっかりと感じながら最高のパフォーマンスをやれればと思っています」と、相手よりもまずは己と向き合い、チームの勝利だけを見つめている。

春の県大会は「直球は外角」、関東大会準々決勝の先発時は「直球は内角」と、村田浩明監督(40)の指示で制限付きの登板を続け力を磨いた。同大会決勝で「スピードにこだわってもいい」と重しをとると、織田は、投げることに楽しさを感じながら腕を振った。リミッターを外した真っすぐはグングンとスピードを増し、ついには神奈川県大会準々決勝で157キロを計測。アベレージも150キロを越えるなど、世代NO・1投手として、誰もが認めるところとなった。

高校野球の甲子園大会で球場スコアボードに表示された春夏通じて最速が155キロ。織田の最速は157キロ。甲子園での記録更新に期待がかかる。

織田ばかりが注目されるが、最速150キロ左腕、小林鉄三郎投手(2年)に、ドラフト候補に挙げられる二刀流で最速151キロ右腕、池田聖摩内野手(3年)、146キロ右腕の林田滉生投手(3年=横浜)、最速146キロ左腕の中嶋海人(2年)に最速148キロの福井那留投手(2年)と、投手陣の層の厚さは群を抜いている。打線も、機動力を使いながら手堅く1点を取りに行く打線は切れ目がない。

投打に充実した戦力を誇る横浜が、昨夏の覇者、沖縄尚学を前に、どんな試合を展開するのか。甲子園のチケットはすでに完売。注目の1戦は、13時30分、プレーボールだ。