第108回全国高校野球選手権大会は18日、午前8時から甲子園で準々決勝4試合が行われる。第3試合では花巻東(岩手)-横浜(神奈川)が激突。ともに全国常連校も、公式戦では初の顔合わせ。13年以来の夏4強入りを目指す花巻東は17日、兵庫・西宮市内で約2時間の最終調整で汗を流した。主将の古城大翔内野手(3年)は最速157キロエース織田翔希投手(3年)とのマッチアップを心待ち。“怪物撃ち”へ気合をみなぎらせた。

   ◇   ◇   ◇

古城主将が怪物との対戦に胸を高ぶらせた。「織田投手もそうですけど、横浜高校さんと甲子園で戦える。相手に不足はないですし、緊張よりも楽しみの方が大きいです」。夏4強入りを懸け、準々決勝の相手は今大会V候補に挙がる横浜。エースの織田は2回戦で甲子園最速記録の156キロを計測。剛腕攻略に向け、一振りに全てをかける意気込みだ。

「受け身にならず、立ち向かっていきたい。ヒット1本にこだわりたいと思います」

この日はマウンドの少し手前から速球派右腕に投げてもらうなど“織田対策”も念入りに行った。自身はここまで3試合連続安打をマーク。打率4割5分5厘(11打数5安打)、2打点と全試合4番に座り、中軸としての働きを見せている。「(織田投手と対戦の)イメージは自分の中であります。コースに逆らわない打撃を意識していきたい」。ともに全国屈指の強豪も、公式戦では初の顔合わせとなる。だが、現チームは昨秋に練習試合で1度だけ対戦した。チームは0-1で敗戦したが、織田から2打数1安打。きっちり中前打を放ったという。

古城主将にとって甲子園は1年夏から5季連続出場。それでも「結果が出ず、悔しい思いもありました。でも、4回があったおかげでここまでくることができたと思っています」。目標は「岩手から日本一」も、過去4大会は達成することができず。何度も悔し涙を流し「最後に(優勝で)恩を返したい」。ドジャース大谷翔平投手、エンゼルス菊池雄星投手、マーリンズ佐々木麟太郎内野手ら偉大な先輩も成し遂げることができなかった大旗白河越えへ-。東の横綱との大一番は真価が問われる一戦となりそうだ。