3年ぶりに8強入りを果たした仙台育英(宮城)が17日、18日に行われる智弁和歌山との準々決勝に向け兵庫・西宮市内で約2時間の全体練習を行った。

昨年は仙台育英のグラウンドで招待試合を行うなど親交のある両校。須江航監督(43)は大会期間中にも中谷仁監督(47)と連絡を取り合い「『できれば決勝、高いところでやりたいですね』と言っていたんですが、準々決勝になってしまいました」と、一足早く訪れた大一番に気持ちを高ぶらせる。

宮城県大会から全8試合1度もリードを許さず勝ち進んできた。しかし「1番から9番まで大会屈指のバッターがいる。打力としては横浜高校と双璧」と警戒する智弁和歌山打線に対して、指揮官は「うちが追う展開になってしまうと思うので、失点してもゲームが壊れない試合が続いていけば、勝機があるんじゃないかと思います」と辛抱強く戦う覚悟だ。

一方で「思いのほか先制点が取れたら、攻撃のバリエーションはうちの方が持っている」とも話す。

大会第1号を放った4番・田山纏外野手(3年)への警戒を予想し、前後の打者を鍵に挙げる。「複数の投手陣でいらっしゃると思うので、特長を早くつかんで継投の中で立ち上がりを攻められるような、迷いのない攻撃ができれば」と攻略を思い描いた。

両者の甲子園での顔合わせは、07年夏の1回戦以来19年ぶり。当時は最速157キロ右腕・佐藤由規投手が17奪三振を奪う好投で、仙台育英が4-2で勝利した。当時は系列校の秀光中で監督を務めていた指揮官は「すごい熱気のある試合で。歴代の試合の中でも記憶に残る試合だったと思うので、それを上書きできるような熱戦になればなと思います」。優勝経験校同士の一戦を勝ち抜き、4強入りを見据える。