八戸学院光星が青森山田との競り合いを制し、2年連続19回目の優勝を飾った。全国を経験する主将の鈴木悠斗捕手(2年)が同点適時打を含む3安打と打線をけん引し、勝利を呼び込んだ。3位決定戦では、東奥義塾が八戸工大一に逆転勝ち。5年ぶり4回目の秋の東北大会切符をつかんだ。両校と準Vの青森山田の3校が、来春センバツの参考資料となる東北大会(10月12日開幕・宮城)に出場する。

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仲間がつくった好機に主将が応えた。1点を追う5回1死一、三塁だ。八戸学院光星・鈴木が同点打を放ち塁上で拳を突き上げると、ベンチ、スタンドが沸いた。続く山入端の犠飛で勝ち越し、藤本の右前適時打で追加点。9回までリードを守りきり、2年連続で秋の頂点にたどり着いた。3安打で打線を鼓舞した鈴木主将は「信じてくれたスタンドにいる仲間を含めて、チーム一丸になれたのが本当によかった」と喜びを分かち合った。

「仲井監督を甲子園30勝に導く。悔いのない野球をする」。新チーム結成時、鈴木が仲間と立てた目標だ。今夏までは、エースで4番の前主将・北口晃大投手(3年)がチームの大黒柱だった。鈴木は新チームを「圧倒的な力はない」としながらも「みんなの個々の力が一つになって大きな力を発揮できる」と、胸を張る。

前チームでも主力だった2年生を中心に、経験を共有し士気を高め、個々の能力も磨いた。大所帯の強豪で1年から実戦を積む鈴木自身も、課題のミート力にこだわり、県大会では打率5割超え。チーム全体でもブロック大会から7試合で68得点、失点は6。束となって戦う強さを証明した。

いざ、東北大会へ。2年連続のセンバツ切符、昨秋は花巻東に敗れ準Vで逃した神宮切符も取りに行く。仲井宗基監督(56)は「まだまだ成長する余白のあるチーム。もう一度競争させていきたいなと思います」。チーム力を底上げして、東北の頂点に挑む。【高橋香奈】