【グレンデール(米アリゾナ州)16日(日本時間17日)=四竈衛】ドジャース前田健太投手(27)が、同地のキャンプ施設で、渡米後初めてブルペン入りし、投球練習を行った。他のチームメートと一緒にアップ、遠投などをこなした後、ブルペンへ直行。正捕手グランダル相手に、約30球の「試運転」を行った。投球後は、通訳を交えながら同捕手と球種やサインなどを確認。自主トレ期間を利用しつつ、早くも実戦を見据えたコミュニケーションを取り始めた。

 コンディションだけでなく、用具面でもメジャーへの対応をスタートさせた。特に重要視したのが、スパイクだった。ブランドアンバサダー契約を結ぶ「ミズノ社」に依頼し、昨季までの日本モデルに加え、靴底部分にクッションを施した6本歯と9本歯のメジャー仕様の新モデルを持参。米国特有の硬質マウンドで、より踏ん張りを利かせる一方で、疲労を軽減させるモデルを探っていく考えだ。また、グラブの色も黒に一新。「手元」と「足元」を固めてメジャーに挑む覚悟を決めた。

 この日はメディア対応する機会がなかったものの、終始笑顔が絶えない前田のスタンスに、戸惑いは見えない。20日(同21日)のキャンプインは、あくまでもスタートライン。「うまくペース配分をコントロールできたらいいですね」。前日残した言葉通り、現時点で前田の足取りは、着実かつ力強い。