米テネシー州在住の男性が、叔母の家の屋根裏から総額100万ドル(約1億1000万円)以上もの価値があるスポーツ選手カードの未開封パックコレクションを見つけたと6日、大リーグ公式サイトなど複数メディアが報じた。

 経済誌フォーブス電子版によれば、コレクションは1940~1960年代のもので亡くなった叔父が所有していたものだという。叔父はガムのおまけカードを製作する会社を経営していたため、調査目的などでカードを購入していたとみられる。

 見つかった中で最も価値が高いのは、1948年ボウデン社製の野球カードパックで外装の箱ごと発見された。本来は24パック入りだが、実際に入っていたのは19パック。ヤンキース黄金期を支えた名捕手ヨギ・ベラや、通算安打数歴代4位のスタン・ミュージアルのルーキーカードが封入されている可能性があり、このセットだけで50万ドル(約5500万円)前後の値が付く見込みだという。コレクションはすでにカード専門のネットオークションに出品されている。