ブレーブスの主砲フレディ・フリーマン一塁手は開幕前の7月に新型コロナウイルスに感染。一時は40度を超える高熱が出る重症だったが、それを乗り越えて迎えた今シーズンは地区シリーズを勝ち抜いた今もまだ続いている。

コロナ発症について聞かれたフリーマンは「そのことは考えないようにしている」と返答。「開幕を迎えられたのはハッピーに尽きるし、自分たちはいまワールドシリーズ制覇まで8勝のところまで来ている」と語る。

フリーマンはレギュラーシーズン60試合にフル出場。打率3割4分1厘、13本塁打、53打点とリーグMVP候補に挙がる活躍を見せた。ポストシーズンに入ってからは18打数3安打、1打点と当たりが止まってしまったが、チームは8回連続で敗退していた地区シリーズをついに突破した。

「流れが変わったことは率直にうれしい」とフリーマン。「いま語ることは多くない。自分たちの物語を始めるところで、それは素晴らしいことなんだ」と、ブレーブス一筋11年目の自身も初めてとなるリーグ優勝決定シリーズ、その先のワールドシリーズを見据えていた。(AP)