カージナルスは2回までに7得点と大量リードを奪うと、その後も順当に得点を重ね、18点を奪取。9回にはヤディエル・モリーナ捕手がキャリア初となる“守護神”役でマウンドに上がり、筒香嘉智一塁手と対決した。

先頭打者の筒香は、フルカウントから時速57マイル(約92キロ)のスローボールを捉え、右翼席へ7日以来となる2号ソロ。ここまで無得点に抑えられていたパイレーツだが、その後も二塁打などでランナーをためて3点を加え、モリーナの投手としての結果は4安打4失点となった。

この日2本塁打で大勝に貢献した指名打者アルバート・プホルスは、15日の試合でキャリア初マウンドを踏み、自身も“クローザー”役を経験。その際3安打4失点1四球としていた同選手は地元メディアに「(モリーナより)自分の方が良い投球だったね。ああいう二塁打は許さなかったし」とジョークを飛ばした。だが、盟友のからかいを受けたモリーナは「僕は誰にも四球を出してないよ」と反論してみせた。

なお、オリバー・マーモル監督は「(プホルスより)ヤディの方が速球を制御できていた」と評価。一方で「本人の思い通りにはいかなかったね。ど真ん中への投球でミスが多かった」と述べていた。(AP)